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アクセシビリティ オーバーレイの是非

7月27日の覚え書き。予告通りTechFeed Experts Night#1に登壇、アクセシビリティ オーバーレイの是非と題したライトニングトークを行いました。規定の時間(8分)以内に話が収まったかというと、手元のストップウォッチではギリギリセーフだったような? ともあれ、参加してくださった皆さま、運営側の皆さまに感謝。お疲れさまでした、ありがとうございました。アクセシビリティ オーバーレイについてはこれまで、もっぱら批判的なことばかり書いてきました:

  1. 後付けのアクセシビリティソリューションベンダーに向け一言(2020年12月25日)
  2. アクセシビリティオーバーレイは銀の弾丸ではない(2021年3月13日)
  3. Re: 【オンラインセミナー】情報アクセシビリティを巡る政府の動向 を開催しました(2021年12月28日)
  4. 情報アクセシビリティ推進シンポジウムとかアクセシビリティ オーバーレイとか(2022年3月16日)
  5. Re: 『デジタルオーバーレイ』に関する見解について(2022年3月30日)
  6. 公的機関のWebサイトにアクセシビリティオーバーレイは不要(2022年5月27日)

従来のスタンスを曲げたつもりはないものの(曲げるならOverlay Fact Sheetの署名は取り下げないとね)、是非の判断は各人に委ねつつ、今回の講演では既に世に普及し始めているオーバーレイとどう向き合うか提案をしました。一番お伝えしたかったのは、Webアクセシビリティは関わるステークホルダーみんなで高めていくものだ、ということ。そこのところの基本的な認識が揃わなければ、アクセシビリティを高めるのに制作者なりサイトを運用する側があらゆる責を負う、例えばすべてのWebサイトはオーバーレイを導入すべきなんていう、乱暴な話になりかねません。

コンテンツを提供する側に責任の多くがあるのは間違いないけれど、それを利用するユーザーの側にだって責任はあります。そして両者を取り持つブラウザや支援技術のベンダーにも当然、相応の責任がある。アクセシビリティに関し、それぞれがどこまでの責任をどのように負うか、そのバランスは技術の進歩や普及と共に変化するはずだし、むしろ変化すべきで、そういう前提を共有したうえで各ステークホルダーの皆さんとオーバーレイについて一堂に意見交換できたらなーとか思います。

[ 2022-08-04 追記 ] YouTubeに動画が上がっていました(アクセシビリティ オーバーレイの是非 / 木達 一仁 -- TechFeed Expert Night #1 〜 Web標準 / CSS / Webアクセシビリティを語ろう - YouTube)。話している時間、微妙に8分オーバーしてますね......

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