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覚え書き、それはいわゆる日記的なもの。月別アーカイブもあります。

Raindrop.io Bookmarks 01/17/2021

宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶

内山崇さん(詳細は覚えていないけれど2009年の宇宙クラスタ忘年会でのご縁があるので勝手ながら「さん」付けさせていただく)のお書きになった、『宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶』を読了。宇宙飛行士選抜試験〜12年間語ることができなかったファイナリストの記憶〜で連載当時、リアルタイムに読んでいた内容ではあるけど、まとめて読めるのはありがたいですね。

読んでいると、宇宙飛行士選抜試験を受験すらしなかった(応募書類を取り寄せただけで挑戦することなく諦めた)、フラフラしっぱなしの自分の人生と否が応でも比べてしまい、胸のあたりが苦しくなります。まぁ内山さんがお書きになっているとおり、「宇宙に行きたい」と「宇宙飛行士になりたい」は明確に違うわけですが(自分はあくまで前者)。内山さんは、職業的宇宙飛行士にこそ選ばれなかったけれど、真っ直ぐにそれを目指して努力を積み重ね、傍目には極めて順当に映る人生を歩んでこられた......それだけに選ばれなかったことの悔しさ、夢の喪失感、そういう感情が実に生々しく率直に綴られていて、読み応えがあります。

自分もなぁ......宇宙への距離感に関していうと、Space Adventures社のSuborbital Spaceflightをキャンセルした時とか、AXE宇宙飛行士選抜キャンペーンで1次選考を通過したものの(金井さんの打上げを見に行く関係で)面接選考・健康診断をキャンセルした時とか、割とこう感情を揺さぶられる経験を経てきたつもりなので、内山さんのそれからしたらまったく比べ物にはならないにせよ、一方的に親近感を覚えざるを得ないというね。若田さんに憧れている点とか、ラーメンが趣味(著者略歴にそうあった)というのも共通してますw まぁ一番の共通項と勝手に思い込んでいるのは

人類の有人宇宙開発を前に進めたかったのだ。

ここです。その思いは、自分の中でも一貫してるし、きっとこの先も死ぬまで変わらないだろうという気がしていて。過去の経緯はもちろん現在の立場や環境もまるで違うし、ていうか有人宇宙開発とはすごく縁遠いところに「今は」身を置いている自分だけれど、その時々でできることにこれからも取り組んでいこうと思っていますし、その一環として? 内山さんの今後ますますのご活躍を祈念します。

Raindrop.io Bookmarks 01/16/2021

ファンベース

ファンベース』は、一番最近買って読んだ新書。社内で局所的に話題になっていたところに、大学院の「ライティング・エディティング」という授業で新書の書評を書くという課題が出たので以下略。

著者が「ファンベース」と称するところの取り組みとは要するにブランディングで、「キャンペーン」と呼んでいるのはマーケティングのことかな......というのが自分の理解。中長期施策と短期施策のいずれも企業活動という「車」の両輪として必要ではあるものの、以前に増して前者(ファンベース、ブランディング)の重要性が高まっている......というのは、担ぐキーワードこそ違えど自分がセミナーで語っている文脈と合致していたので安心しました。

その背景として本書で挙げられているのが

  • 世の中に情報も商品もエンターテインメント(エンタメ)も溢れかえりすぎていて、キャンペーンがとても届きにくくなった
  • 人口急減により、顧客自体が物理的に減り続ける
  • 高齢化や少子化、独身増加などで、新規顧客の獲得はどんどん困難に

といった点。特になるほどと思ったのが、上に引用した3項目のうち最後の項目。これがなぜ新規顧客の獲得を難しくするかというと、ライフステージの変化による新しい需要が減るからということなのね。まぁ減る一方ではなく、トレンドとしてはいずれ底を打つだろうし、そこで新たなバランスが作られるだけ......と思わなくもないけど。面白かったのは

「検索して情報を取りに行く」という行動をする人は、日本では意外と少なく、しかも東京に集中しているのである。

というくだり。実際どうなんでしょう? なんかもうWeb業界に、都内に長く居続けたせいで感覚が麻痺してしまっているのか、検索による情報探索ぐらい(年齢層ごとの違いはあるにせよ)皆やっているような感覚があったけれど。著者は東京は別の国って断言していて、うーん? ってなりました。

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