@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000
覚え書き、それはいわゆる日記的なもの。月別アーカイブもあります。

Diigo Bookmarks 02/23/2020

Fw: 「一部準拠」というWebアクセシビリティの対応度の位置づけについて

同僚の中村さん(言いにくいw)が書いた、『「一部準拠」というWebアクセシビリティの対応度の位置づけについて』という記事について。冒頭に出てくる、WAIC用Slackでのコメントは私が書いたもので、いずれここ(何処)に顛末を覚え書きしておこうと思っていたのですけど、あっさり先を越されてしまいました。というのは気にせず、むしろ便乗させていただく格好で、個人的に思うところを書いておきます。

問題点は明らかで、第一に「一部準拠」という言葉について、WAICの策定した「ウェブコンテンツの JIS X 8341-3:2016 対応度表記ガイドライン(2016年3月版)」と総務省の「みんなの公共サイト運用ガイドライン(2016年版)」とで、微妙に粒度の異なる記述がなされている点。後者は理解にブレの生じないよう、かなり噛み砕いて記述されているのですけど、それに比べ前者は「上位レベルは下位レベルを包含する」という考え方の説明を省略しており(当該ガイドラインはあくまで規格本体とセットで利用される想定のため、それ単独で利用・解釈されることを想定していない)、件の記事が紹介しているような誤解を招きやすくしてしまっています。

そこで起こり得る誤解を敢えて極端に表現するなら、WCAG 2.0にある達成基準を一つでも達成したことを試験で確認できさえすれば、JIS X 8341-3:2016の適合レベルAAAに一部準拠したと宣言できてしまうわけです。たとえそのサイトが画像に適切な代替テキストを指定せず、つまりレベルAの達成基準である1.1.1 非テキストコンテンツを達成していなかったとしても、です。「上位レベルは下位レベルを包含する」前提においては、当然そのようなことは起こりえないのですけど、しかし残念ながらそうした誤解に基づく試験結果表示の存在を自分は認識しており、対応度表記ガイドラインにおける書きっぷりは早急に見直さなければならないだろうと思います。

第二の問題点は純粋に言葉の響き、印象の問題で、中村さんの記事にある部分的な対応となる「一部準拠」はあまりよくない印象を抱いている向きもあるのでは、というようなSlackでのコメントてのも、何を隠そうコメント主は私です。統計的な調査をしたわけでも何でもありませんけど、100%主観として「一部」って言葉をネガティブに捉えている向きの存在を感じるんですよね。その辺りについては昨年末に2019年のWebアクセシビリティ雑感とかガイドラインの功罪とかでも「準拠」という名の呪いにかかってやしませんかね?などと書きました。今の対応度表記ガイドラインに定義されている「配慮」「一部準拠」「準拠」の3つに代わる、もっと前向きなラベルなり、達成度合いの表現手法が望ましいのではないかと、そう考えている次第です。

Diigo Bookmarks 02/22/2020

Fw: 村井純教授の1月16日最終講義全文書き起こし

村井純教授の1月16日最終講義全文書き起こし - Matsubo engineering blogを読みました。村井先生のお話は、つい昨日、六本木ヒルズクラブで催された第4回 W3C Japan Executive Committeeで聞いたばかりなのですけど......面白かったです、書き起こしありがとうございました&お疲れさまでした。

大学生のうちにやっておいた方が良いことは何か。もう俺にこれを聞いたら答えが1個しかないのに分かってて聞くなよ、っていう。もう絶対にやっておいた方がいいのは好きなことだね。好きなことを思い切りやる。これ、できないから、大学生以外。

良かった、自分は大学生のうちに好きなこと思い切りやれて良かった。最初の2年半は人力飛行機作って飛ばしてたでしょ、残りはだいたいWeb制作やそのアルバイトに夢中になった(そのアルバイト先が今現在の勤務先というオチ)でしょ。おかげで学業成績は最低で留年しそうにもなったけれど、一応なんとか4年で卒業できたし、結果オーライ。

元の文明ってのは世界にたくさんあるんだけど、でもインターネット文明っていうのは1個しかない、インターネットは地球に1個しかないから。ここが一番伝えたいことで、俺たちは国と国との間でこの地球を生きてるけど、インターネットは1個しかない。これが一番のバリューだと思う。人類は、インターネットの前には地球全体を1つの空間だと思って人間が生きる空間を持ってなかった。

地球を1つの空間として認識するための方法としては、地球全体を視覚的に俯瞰するというのも極めて有効と思っていて、それを実現したのが宇宙開発であり、ガガーリンの言葉であり、アポロ8号で撮影された「地球の出」の写真だったりすると思っているけど。なるほど、グローバルな視座を一般化する点において、インターネットの普及も宇宙開発の進展も同じベクトルを共有していたわけですね。自分がその両者に夢中になりながらこれまで生きてきた理由は、まさにその共通点にあるのかもしれません。

俺たちが世界で一番先端のインターネットを作ってるんだ、って思ってたときに、平気な顔をして「日本のインターネットはどうしてこんなぼろいの」って。「何のことを言ってんだ、お前は」って言ったら、「役所で使ってない。経済で使われていない。だから、日本の経済はアメリカに後れを取るんだ」って言われて。だから「なんだ、このアメリカかぶれ」って思った。それを言ったのがこいつ(竹中平蔵)、同僚、名前言えない同僚。

村井先生、基本的にこういう歯に衣着せぬ発言が最高ですよねw

過去の覚え書きについては月別アーカイブからご覧ください。

現在地:ホーム > 覚え書き
Google カスタム検索を利用しています