テント泊@涸沢の振り返り
著
時系列に沿った通例の山行記録は週末じっくり書くとして、記憶の薄れぬうちに部分的にでも覚え書きしておこうと思います。19〜22日にかけて涸沢とか穂高連峰へ山歩きに出かけていたのですけど、初めて自前のテントに泊まりました(写真は涸沢2泊&奥穂〜北穂 縦走 | Flickrにまとめてあります)。
テント泊自体は、古くは大学時代のワンダーフォーゲルの授業だったり、昨年のキャンプ@みずがき山森の農園キャンプ場などで経験済みでしたけど、自前のテントでというのは初。4連休&コロナ禍では山小屋は確認の電話を入れるまでもなく満室なわけで、必然的に予約不要のテント場にテントを担いで行くしか、このタイミングでの山行は不可能だったのです。
山小屋と違って、いろいろ不便ではあるけれども、代わりに圧倒的自由が手に入るのは、テント泊の醍醐味ですね。人目を気にせず、中でどう過ごそうと構わないわけで......これはハマりそう。お金もあまりかからないから(いや実際には購入時のみならず都度の運搬とかメンテナンスにそれなりのコストを払うことになるけど)、山小屋でカレー1,000円とかも値段に躊躇することなく食べれてしまう。
これからもっと経験を積んで、テント泊のスキルを高めていきたい所存ですが、ほか今回のテント泊で気になったところ:
- 調理関係の機材は一切無しで、ザックの全備重量は15キロ弱。まぁ確かに以前より重さを感じたけれど、ザックの背負いやすさにより、極端に歩くスピードが落ちることはなかった。
- 事前に家の中で2度、組み立て練習をしていただけに、現地でのテント設営では説明書を見返すこともなく、スムースにできた。ただまぁそれでも「ここはこれで良かったんだっけ」感は拭えず。
- 涸沢は岩場なので、ペグは刺さらない。けれど、かえってその方がラクに感じた(ハンマー持ってなかったし)。ロープの端に輪っかを作り、手近な岩にくくりつけるだけというのは、地味にありがたい。
- 実はエアパッドを出発前日に買っていたのだけど、やはりあって正解。グラウンドシートはペラペラだから、無いと寝袋のフワフワ感で相殺できないレベルの地面の凸凹がダイレクトに背中に影響してしまう。
- 涸沢の夜は、そこそこ寒かった。1泊目では、何度か寒さで目を覚ました気がする。2泊目は反省して、靴下は履いたまま&フリースを着込んだ状態で寝たことで、だいぶ緩和されたけれど。どれぐらい着込めば快適に眠れるかは永遠の課題になりそう。
- ランタン代わりに、ヘッドランプをクラッシャブル ランタンシェードに入れて使用。それで困ることはなかったけれど、やや暗かったかな。山行中、ザックにキャリー・ザ・サンをくくりつけている人をやたらと見かけたのだけど、便利らしいから自分も買おうかな。
- 気をつけて出入りしていたつもりでも、虫は気づかぬうちにテント内に侵入しているもの。ふと気がついたら死骸が落ちてたりした。南無。
- 設営場所を探し直したりテントを設営し直すのは億劫だったので、少し迷ったけれどテントと寝袋、エアパッドは放置というかデポして2日目は行動してたのだけど、幸い盗難には遭いませんでした。ただまぁ安心感を得るには南京錠を買ってつけるようにした方が良さそう。
- 撤収時、テントの水滴を拭き取っている人もいたけど、自分は大雑把にはたいたらすぐ畳んでしまってしまった。それ用のタオルとか持ってきてなかったというのもあるけど、所詮、完全には拭き取れないものだし、どうせ帰ったら干さないといけないってわかってたから。結果、それで問題無し。