ISU・宇宙関係同窓会

2018年6月23日 著

6月22日の覚え書き。今月はじめにISU SSP/MSS Reunion Partyがあったばかりだけど、再び国際宇宙大学（ISU）関係者の集いが企画されたので、参加しました。開始から1時間近く遅れて到着したのですが、お店の場所が真剣に分からず焦りました......ぐるなび上は平仮名表記の「しずか」なのに、実際のお店には漢字の「静」とローマ字表記しか見当たらなかったうえ、時間帯と名前を伝えても予約が見当たらないなどと言われてしまって。その後、電話で連絡を取れたので事なきを得ましたが。

今回は前回と違って、こじんまりとした集まり。金曜の晩で混み合っていたせいか、きっちり20:30にはお店を追い出されてしまいました。いろいろ話した中でとても残念だったのは、一緒に富士山に登ったことのあるAlbertoが3年前に事故でお亡くなりになっていたこと（NASA researcher dies in L.A. plane crash参照）。富士登山らしからぬ彼の軽装には当時、度肝を抜かされたものです......ご冥福を祈ります。そして2次会は、先だって拝読した『宇宙ビジネスの衝撃』の著者でいらっしゃる大貫美鈴さんと自分を含め3人で、さらにこじんまりと四方山話を楽しみました。

そこで披露した昔話が、自分がISUを目指した経緯。NHKの番組で以前『ザ・スペースエイジ』というシリーズをやっていて、その書籍版を父が買ってくれていたのですけど、その中の一冊に小さくISUが紹介されていて。なんじゃそりゃ行くしかない、という感じで衝撃を受けたわけですが、当時はまだインターネットも何も無かったから、情報を求めて（確実に何かしら返信がいただけるよう）往復葉書でNHKに問い合わせをしたんですよね。果たして、当時ISUの日本事務所の機能を担っていた清水建設の大貫さんを紹介していただきました。

大貫さんからは丁寧にISUへの参加資格について教えていただいて。高校生だった自分が目指すには早すぎたことを知ったのですけど、おかげで東北大学という、当時日本の大学院では唯一、学生をISUに送り込んでいた学校を志望するに至りました。あいにく自分にはご縁が無かったようで（言い訳）、現役・浪人と続けて受験に失敗してしまい、かろうじて引っかかった早稲田に入学したところ、宇宙開発そっちのけで人力飛行機に熱中する羽目に陥ったわけですが......卒業後、再び大貫さんにご助言いただき結果的にはISUに参加できたし、そこでつけた度胸のおかげで今の自分がある、と思うと大貫さんには感謝してもしきれないんですよね（汗