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前穂〜奥穂〜北穂〜大キレット〜槍ヶ岳 2024

無事に槍ヶ岳に登頂!雲が多めだったけど、良い眺めです。

8月8〜11日の山行の覚え書き。岳沢から入山し2泊3日で前穂高岳〜奥穂高岳〜北穂高岳を縦走、というルートは昨年を含め過去に計4回、歩いています。今回はそれにもう1泊を追加、北穂高岳から大キレットを通って槍ヶ岳に登頂し河童橋に戻ってくるという、上高地を起点とした大回りの周回コースを時計回りで歩いてきました。

先にジャンダルム登頂を2回こなしていたものの、岩場好きの自分にとって大キレットは長年の憧れの場所。また、渋滞を嫌い避けてきた槍ヶ岳にもいい加減、年齢的に?登っておかなければならない頃合いでした。幸運にして3晩とも山小屋を予約でき(岳沢小屋北穂高小屋槍ヶ岳山荘)、最小限の荷物で臨んだ結果、かなりイメージ通りの山行ができました。

もちろん、今回の山行の成功には、天候も味方してくれました。初日こそ岳沢小屋に着いてから雨に降られたものの、それ以降は崩れることがありませんでした。早い時間から雲が湧き上がる傾向は共通で、午前中を中心に良く晴れてくれたおかげで、景色を十分に楽しみながら歩くことができました。写真は前穂〜奥穂〜北穂〜大キレット〜槍ヶ岳 2024 | Flickrにまとめてあります。

1日目(8月8日)

  1. 自宅を6時過ぎに出て、新宿駅から7時ちょうど発の特急あずさ1号に乗車。途中、遅れが発生し定刻より1時間近く遅れて松本駅に到着。
  2. まぁ遅れは不可抗力なんで......天気の崩れが少しでも遅くなることを期待しつつ、アルピコ交通の電車&バスで上高地へ。上高地BTに到着したのは12時半過ぎ。
  3. BT近くのレストランで昼食でも、と思ったけど値段が高すぎだし時間が勿体なく感じたので、何も食べないまま岳沢に向かうことを決意。
  4. 13:04 岳沢登山口から入山、15時前には岳沢小屋に到着。ちょうど着いた直後から雨が降り出しラッキーだったけど、とんでもない量の汗をかき下着までびしょ濡れ。
  5. よほど着替えてしまおうか考えたけれど、なんとか頑張って(謎)着たまま乾燥を目指す。もっとも乾きが悪くて夜までずっと焦りっぱなし。
  6. とりま、カップヌードルのチリトマト味で昼食。割り当てられた部屋は上高地で、布団番号はNo.17。17:10〜の夕食までは、部屋の入り口にあった『ゴルゴ13』を読むなどして時間潰し。
  7. バイキング形式の夕食、メインはやはりカレー。そして毎度のことながら、タコの唐揚げが絶品。食べ終わる頃には、すっかり雨が上がって青空も見える。

2日目(8月9日)

  1. 3時半くらいには起きてたかな。4時半近くにヘッドランプを点けて出発。しかし電池が減っていたのか、だいぶ光が弱い......そのまま電池を使い切ることにする。
  2. 5:07 カモシカの立場に到着、そこで岳沢小屋のお弁当をいただく。天気もよくすっかり明るくなっていたので、景色がいい(つまり何食べても美味しい)。
  3. 6:04 雷鳥広場→6:16 紀美子平。そこでリュックをデポして6:39 前穂高岳山頂に到着。先客は3人、カップルと女性ソロ。さくっと写真だけ撮って、7:03 紀美子平に復帰。
  4. 7:23 最低コル→8:20 奥穂高岳山頂に到着。前週に登ったジャンダルムもよく見える......この日もコンディションは良かったみたい。8:55 穂高岳山荘に到着。
  5. とりまコーラで一息ついて、再び歩き始める。がっつり登り返して9:40 涸沢岳に登頂、北穂高岳南峰をスルーしつつ11:09 北穂分岐→11:17 北穂高岳に登頂。
  6. 小屋に着くなり、北穂ブルースカイクリームソーダと限定しおラーメンを注文。立て込んでいたらしく、しばらくして先にクリームソーダが到着。テラスの周囲はすっかりガスガス。
  7. すっかり満腹になってから、さらにクラフトビールもいただいた。ラベルは3種類あるけど味は全部同じらしい。まぁ、美味しかった。
  8. 割り当てられた部屋は2階のローテルグラード。ラッキーなことにお隣さんが現れなかったので、ひとりで気楽に過ごせた。夕食は17:00〜。
  9. 夕食後、外に出ると雲はだいぶ取れていた(槍ヶ岳のほうは見えなかった)。しばし写真を撮る......遠くの積乱雲に稲妻が目視できたが、写真には撮れず。

3日目(8月10日)

  1. 4時過ぎには起床。朝食は5:00〜。しっかりエネルギー補充して、5:34 北穂高小屋を出発。いよいよ今回の山行で初体験の区間に足を踏み入れる。いきなりザレた急の降りが続く。
  2. 5:52 滝谷展望台→6:03 飛騨泣き。思ったほど怖くはなかったけど、前後のザレたところで足を取られ、油断大敵。6:20 A沢のコル→6:37 長谷川ピーク→7:00 最低鞍部。
  3. 7:56 南岳小屋を通過→8:05 南岳山頂に到着→9:05 中岳の山頂に到着。大キレット〜南岳を過ぎてからも地味にアップダウンが続くし、なかなか槍ヶ岳山荘が遠い。
  4. 9:32 大喰岳を通過→9:52に槍ヶ岳山荘に到着。手前のテント場では、でっかく手書きで「六本木ヒルズ」と書かれたテントが気になった。どんな住人だろう笑。
  5. とりま、宿泊手続き。割り当てられた部屋は1階の駒鳥、寝床はNo.5の上段。ネクターで一息ついてから、死ぬほど行列する前にと、槍ヶ岳にアタック。
  6. 10:40頃、槍ヶ岳に登頂。山頂は、面積的にはジャンダルムより狭いか?祠の脇で記念写真を撮る行列が、なかなk進まない。
  7. 下山後、山荘オリジナルのブラックキーマカレーで昼食。さらに、生ビールとか本搾りを飲みつつ時間潰し。雲は多めだが天候は安定していた。
  8. 17:00〜17:30の夕食後、再び外に出て写真撮影。テント場と雲海と三日月のセットがいい感じ。

4日目(8月11日)

  1. 途中、腹痛でトイレに駆け込んだりしつつ(食べ過ぎた?)、3時過ぎには起床。4:15 槍ヶ岳山荘を出発。すでに槍ヶ岳に登っている人らのヘッデンの列が見えた。
  2. あとはもう帰るだけ、陽が登ってしまうより前に距離を稼ぎたかったので、ガンガン降る。当初は天狗池に立ち寄ることを感気ていたけど、それすらスルー。
  3. 4:40 殺生分岐→5:23 滝見岩→5:26 槍沢・天狗沢分岐→6:07 大岩沢→6:32 槍見→6:36 槍沢ロッヂ前を通過。途中、良きモルゲンロートを眺めることができた。
  4. 7:32 やっとの思いで横尾山荘。ここで朝食タイム、槍ヶ岳山荘のお弁当は中華おこわだった。シンプルなつくりだけど、これがまた美味い。
  5. 8:27 徳澤園に到着。前週に続いて、またしてもコーラフロートを買ってしまった。完全にハマってしまったかも。アイスにコーラを注ぐだけなのに......笑。
  6. 9:10 明神に到着。やはり左岸は通行止めのままだったので、明神橋を渡って右岸へ。9:57 河童橋に到着......10:40発のバスには余裕で乗れる時間。
  7. さすがは山の日、沢渡地区付近で大渋滞!!ゆえにバスの到着も遅れまくり、接続予定の電車には乗れず。新島々BTに着いたのが12:19、松本駅には13:18。
  8. さくっと駅のロータリーからタクシーに乗って、湯の華銭湯 瑞祥 松本館へ。なんか、建物よりだいぶ手前で車を降ろされてしまった。キリよく1,000円だったからかな?暑いのに......。
  9. 瑞祥での詳細は、サウナイキタイのサ活を参照。アルピコタクシーに配車を依頼して、再び松本駅へ。運よく、1席のみ残っていた(しかも窓側)16:30発の特急あずさに乗車。
  10. 南海トラフ地震への備えだかでスピードを落として運行していて、予定より少し遅れて19:11頃に新宿駅着。20時前には帰宅、ミッションコンプリート。
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