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創業者の去り際

私は1996年から97年にかけて1年間、アルバイトとして勤務したのに加えて、2004年2月に「出戻り転職」を果たしてから現在に至るまで20年間ちょいの、計21年あまりを今の勤務先で働いてきました。

取締役の一人として、割と側に置いていただいた昨年6月までの16年間は特にですが、企業の創業者とは、オーナーとはいかなる存在かを至近で観察......もとい学ぶことができたのは、私の人生にとって貴重な経験であり、一生の財産です。

その創業者が先日、退任されたのですけど、社内向けに行った最後の挨拶、言わば去り際も、私にとっては非常に学びになるものでした。実に淡白で、あっさりとしていて、個人的には物足りなさを覚えたけれど、鮮やかにも映りました。

もし仮に、自分が同じ立場で挨拶するとしたら? ついつい、あれこれ注文を出してしまいそう。もしくは、辞世の句を詠むわけでもないのに感傷的になり、昔話を延々繰り広げてしまったかもしれません。でも、それは一番、嫌われるやつですね笑。

いわゆる出口戦略については、何年も悩み、検討に検討を重ねてこられたのだと思います。だからこそ、どういう言葉を最後に発して会社を去るか、去り際のあり方もずっと前から決めていたのかな、と勝手に想像しました。

さて、良い機会なので創業者の独り言でも読み直しますかね。2009年7月に更新が停止されて久しいけれど、いちどWebで公開したコンテンツは余程のことのない限り公開し続ける、その方針のおかげで現在も創業者の言葉に接することができるのは、ありがたい(Webって素晴らしいですね)。

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