主体的と受動的のあいだ
著
社会人学生 Advent Calendar 2022、4日目の記事です。今年9月に社会構想大学院大学を卒業してからの近況やら学ぶことへの思いについて、ざっくばらんに書き記したいと思います(同大学に在学期間中のあれこれについては、社会人学生についての覚え書きのほうでまとめてあるので、興味がある方がいればそちらをご覧ください)。
当初の予定では、自身にとって次なる課題は英語力であり、TOEICの勉強を進め、遅くとも年内に初回の受験を......などと考えていました。しかし実態としてはすっかり腑抜けてしまい、英語の勉強にはまったく手をつけていません。かつて大学院で授業や調査研究報告書の作成にかけていた時間は、すっかり趣味やら英語とは関係のない読書に溶かしています。
学びを強制する・されることを巡る意見にはさまざまありますが、上記を鑑みるに自分にはやはり一定程度の強制が必要であって、学生の立場を得ることにはそういう意義なり側面があったのだと今更ながら実感します。大学院に入学したのは主体的な判断ではありつつ、入学後にはそれなりに強制される事柄もある=受動的な学びも少なからずあったわけで。
例によって「要はバランス」という陳腐なフレーズが脳内でリフレインするのですけど、社会人学生ではなくなってはや3ヶ月、これからの人生を歩んでいくのに主体的な学びと受動的な学び、それらをどこでどうバランスしていこうか(そもそも「何を」学ぶべきかの再検討も含め)、悩んだり悩まなかったりする今日この頃です。
目下、気になっているのは、やはり宇宙倫理学教育プログラム(SEEP)。学位が取得できるわけでもなんでもないけれど、今年春の募集時には後ろ髪を引かれる思いで
諦めた経緯があります。果たして来年も受講生の募集はあるのか、あるならどんな募集要項になるのか興味津々。京都大学吉田キャンパスで実施される授業に参加できること、という応募資格が撤廃されると関東在住の私にはありがたいですが。
あとは、放送大学もちょっと興味あり。見聞きする限りだいぶ自由度が高く、大学といいつつかなり主体性が問われそうではあるけれど、まぁでも学費を払って(=身銭を切って)興味のある方面を学ぶには悪くない選択肢ではありそう。もう少し情報収集しないとなんとも言えませんが、次にまた社会人学生を名乗ることにするなら、有望な選択肢のひとつではあります。
......英語力の話はどこに行ったって?そもそも学び方の再検討から仕切り直しかなぁ。主体的に学ぶ必要性、動機はあるのだけど、受動性をどう作っていくか、ある意味自分をどう追い込んでいくかってあたりが特に悩ましい。英会話学校とかの類に行くつもりはなく、あくまで低コストで時間に縛られない感じでスタートを切らねば。