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デフォルトのWebブラウザをVivaldiに変更

Webブラウザの進化すべき方向性は、表示コンテンツのカスタマイズしやすさの続き。いやむしろ、6年前に書いたVivaldiへの期待の続き、と言っても良いかな。タイトル通り、最近になってデフォルトのWebブラウザをVivaldiに変更しました。

WebブラウザのUIは、ユーザーがコンテンツをもっと利用しやすく、言い換えれば表示をカスタマイズしやすく進化すべきと自分は確信しています。そして知りうる限り、現時点においてそういう進化を最も期待できるのが、Vivaldiです。ステータスバーにあるスライダーでコンテンツをズームできるのは、ユーザーのカスタマイズ性を重んじる象徴と私には映ります。

それだけではありません。上記のスライダーのすぐ左横には、ページアクションという機能が備わっており、モノクロ表示やグレースケール化、コントラストの強調といったカスタマイズが可能です。他にも画像のアニメーションの再生回数という、細かいながらも地味に重要な点をカスタマイズでき、アクセシビリティの確保という文脈においても有用ではないかと思います。

プラグインの類を入れずとも、そういうUIをユーザーに標準で提供しているのは、Vivaldiくらいのものではないでしょうか。とはいえ、いわゆるアクセシビリティオーバーレイの提供しているカスタマイズ性には及びませんから、もっともっと進化すべきだし、また進化できると私は思います。だからこそ積極的に常用し、改善提案をしたり問題点を指摘できるようになりたいと考えた次第です。

BraveFirefoxを筆頭に各Webブラウザはプライバシーの保護を重視する方針を打ち出していますが、それを訴求することでユーザー獲得を目指す時代でもないと思っています。プライバシー保護はもはや大前提であって、これから競争が起こるのは表示コンテンツのカスタマイズ性であり、コンテンツに対するアクセシビリティをどれだけユーザーに提供できるかが差別化のポイントになる、いやなって欲しいと思います。

なお、あくまでデフォルトのWebブラウザを変えたというだけであって、FirefoxやEdge、Chromeといった他のブラウザの使用を止めるわけではありません。特にFirefoxは、寡占化の進んだレンダリングエンジン市場を鑑みれば言うまでもなく貴重な存在であって、応援し続けないわけにはいきません。もともと仕事や趣味、学校(大学院)など、目的によって異なるWebブラウザを使い分けており、デスクトップ環境では常に3〜4種類のブラウザが起動している感じです。

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