@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

今年2度目の下ノ廊下へ

木道

10月22〜24日の覚え書き。全線開通した下ノ廊下をやっぱり歩いておきたくて、再び黒部峡谷を訪れました。先月の人生8度目の十字峡に続き同じシーズン中に2度、下ノ廊下を歩くのは初めてのことです。阿曽原温泉小屋は満員だし、テントを張るのも億劫だったので、ロッジくろよんに泊まった翌日、通り抜けるつもりで。

黒部ダムから欅平まで一気に通り抜けるのは既に昨年、実績を解除済み(人生7度目の下ノ廊下)。今回は寝袋もテントも背負わず身軽にハナからそのつもりで臨むぶん、体力的にも時間的にも昨年より余裕を持って通り抜ける自信がありました。実際、朝4時に出発した時点では雪、その後も天候は回復せず雨が降ったり止んだりでしたが、無事15時には欅平に届きました。

途中、休憩させていただいた阿曽原温泉小屋で泉さんにご挨拶できたのですが、別の小屋の方から「あなたがガンダムさん!?」て大声で連呼されたのは流石にちょっと恥ずかしかったです笑。ガンダムのあだ名で小屋の皆様に認知していただいてるのは嫌ではないですし、むしろ有り難く光栄なのですけど......今回の写真は人生9度目の下ノ廊下 | Flickrにまとめました。

10月22日(1日目)

  1. ゆったりと朝8時過ぎに家を出発。松本までは、新宿駅を9時ちょうど発のあずさ9号に乗車。
  2. 松本駅の1番線ホームにある立ち食い蕎麦で昼食を済ませ、大糸線に乗り換え。予定通り、13:16に信濃大町駅に到着。
  3. しかし残念ながら、扇沢へのバスは14:20までなく、仕方なく駅前のバス待合所開所で読書して時間を潰す。
  4. 15時ちょっと前に扇沢に着いて、15時ちょうど発の関電トンネル電気バスに乗るべくいそいそと黒部ダムまでの切符を購入。
  5. 黒部ダムに着いて、展望台に出たら小雪が舞ってる。まぁ翌朝も雪予報が出てるのは知ってて出てきたので焦りはしない。
  6. 残念ながら紅葉にはまだまだ早い。まったり歩いてロッジくろよんには16時頃に到着。テント場には7張ほどテントを見かけた。
  7. 部屋は211号室、自分以外に3人の方と相部屋。通り抜けるつもりだ、と言ったら驚かれてしまった。その発想はなかった、と。
  8. 18時から夕食、味噌汁はなめこ汁でなかったのが残念。とはいえご飯ともども2杯、しっかりいただいた。
  9. 夕食後、しばらくテレビを眺めたり、お馴染みの漫画『猫ラーメン』を読んだりしてから、20時前には就寝。

10月23日(2日目)

  1. 3時半には起床。他の方を起こさぬよう注意しつつ荷物整理、洗顔、歯磨き、そして4時には出発。
  2. いざ、と玄関の扉を開けたら雪。音がしなかったので気づかなかった......慌ててレインウェア上下を着込む。
  3. 気を取り直して歩き始める。当然ヘッドランプが頼み。天気が悪く、また日の出も遅くなってるので、ダムの下まで降りて黒部川を渡ってもまだ真っ暗。
  4. 山の上部は雪で白い。6:23 鳴沢小沢→6:42 新越沢合流点→7:05 高巻きに到着→7:13 黒部別山沢→7:30 白竜峡。
  5. とにかく手がかじかむ......霜焼けにならないよう、グーパーグーパーを時折繰り返す(けれど全体的に腫れた)。
  6. とにかく雨が降ったり止んだりで、転倒しないよう注意し続ける。8:17には十字峡の展望台に到着するも、長居はせず出発。
  7. 9:03 半月峡→9:04 S字峡→9:32 東谷吊橋→9:46 仙人ダム→10:19 権現峠→10:39 阿曽原温泉小屋。
  8. 雨で弁当を広げる場所もなかったものだから、小屋の軒先をお借りして遅めの朝食(ロッジくろよんの弁当)。
  9. いつも大変お世話になってるので、小屋の皆さんにグラマシーニューヨークのお菓子をお渡しした。一昨年、左腕を骨折した際にご迷惑をおかけしましたし。
  10. 11:03 阿曽原温泉小屋を後に。泉さんはテント場で砂を撒いておられたので、そこでご挨拶&お別れ。
  11. 12:15 折尾ノ大滝→13:09 大太鼓→13:19 志合谷トンネル→14:24 水平歩道 始・終点→14:56 欅平ゴール!!
  12. 次に出るトロッコ電車の時刻を確認すると、15:19。間に合うか自信はなかったので、チケットは買わずにまずは荷物整理と着替えを急ぐ。
  13. なんとかギリ間に合ったので、15:19発のトロッコ電車に乗車。歩いてる時は気にならなかったけど、靴の中が浸水してたことに気づく。寒い寒い寒い。
  14. 宇奈月/宇奈月温泉では割とスムースに富山行きに乗り継げた。足元の暖房がとにかくありがたかった、靴も靴下も乾かせた。
  15. 車内でその日の晩の宿泊先を予約。残念ながら天然温泉 剱の湯 ドーミーイン富山は満室だったので、同じくサウナ施設がある富山マンテンホテルに決定。
  16. 富山駅に着いてから、とやマルシェ内の西町大喜でブラックラーメンを食してから(当然スープ完飲)、駅前のファミマでお酒を購入しておく。
  17. 少し歩いてマンテンホテルへ。サウナについては、サウナイキタイに書いたサ活を参照。

10月24日(3日目)

  1. しっかり朝風呂&朝ウナを堪能してから、ホテルをチェックアウト。駅を挟んだ反対側にある富山環水公園まで散歩に向かう。
  2. 途中、勤務先の皆さん向けにとやマルシェでお土産を買う(富山ブラック棒)。まぁ、うまい棒みたいなもの。
  3. いつかは訪れたいと思っていた、スタバの富山環水公園店へ。確かに美しいとは思うけど、これは完全に立地の勝利だなと思う。店内は意外と手狭だったし。
  4. スタバで買ったラテと、余らせてた行動食で、運河を眺めながら朝食。遠くには立山連峰を望めるし、実に美しい公園で、毎日散歩に来たいぐらいだ。
  5. 富山駅に戻り、かがやき508号に乗って上野経由で13時前には帰宅。ミッションコンプリート。
現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2021年10月 > 今年2度目の下ノ廊下へ
Google カスタム検索を利用しています