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戦略思考の広報マネジメント

著者の一人に、大学院の2020年度後期の受講科目で「広報マネジメント」を教わった北見氏がいらっしゃる、『戦略思考の広報マネジメント』をようやく読了。単なる理論にとどまらず、担当者へのインタビューという形で事例紹介にもそれなりの分量を割いているのが良かったです。

略語である「PR」が、日本ではいつの頃からか「プロモーション」や「キャンペーン」と同義的に使用されるようになった結果、「宣伝」や「販促」のイメージが強くなってしまった

これ、なぜなんでしょうね。自分も実際、そういうニュアンスを言葉から感じ取るようになってしまっていたのですけど、明確な犯人は存在しないのかしら。「デザイン」が単なる見た目の話として捉えられがちなのに似て、モヤモヤします。

広報が目指すゴールとは、「良い経営環境を構築すること」

このフレーズ、何度か本書に登場したように思いますけど、大事なことなので本当に胸に刻んでおきたい。またそういうゴールだからこそ、広報と経営は表裏一体と言えるし、経営者が広報に直接携わる、ないし少なくとも広報の重要性を認識しながら経営にあたる必要があるのだろうと。

多様化するステークホルダーの自社に対する意識をひとつの方向にまとめるためにも、広報が果たせる役割は大きなものがあるはず

ワンボイス化、ってやつですかね。全社を貫く横串たり得る広報機能にしかできないミッションだろうなと思いますし、そうであるが故に外向けだけでなく内向け、インターナルブランディングとかインターナルコミュニケーションの文脈でも責任は大きいというか重い。それが

製品事業部ごとの縦割りの組織体制というのは、専門性を高めるという面ではメリットがあるのですが、メッセージのタイミングを合わせたり、内容の戦略的な整合性をとっていくという面では課題があります。

という日本オラクル石川氏の言葉に繋がっているわけですな。同じく石川氏の言葉でハッとしたのが

グローバルカンパニーであるということは、日本の情報を海外にアピールするチャネルを持っているということもである

というもの。ヘッドクォーターが海外なのか(=外資系なのか)否かで、ちょっと意味合いが変わってきてしまうと思うけれど、一方通行的に捉えなくていいし、むしろ捉えるべきではないなって反省しました。ありがとうございます(謎

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