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Fw: WEB版『航空と文化』 日本の人力飛行機の初飛行50周年記念・座談会~人力飛行機リネットを語る~日本大学リネット製作チーム

早いもので、一週間後には今年も鳥人間コンテストが開催されます。自分は現地観戦に向かうつもりでいるのですけど、そんな折、WEB版『航空と文化』 日本の人力飛行機の初飛行50周年記念・座談会~人力飛行機リネットを語る~日本大学リネット製作チームを読みました。『航空と文化』(No.113)2016年夏号からの転載だそうですが、なぜ今頃になって......という不思議さはあるものの、無料でWebで読めるのは大変ありがたいなと。公開ありがとうございます。

内容は、リネット初飛行に携わった6人の方の対談。当時、パイロットを務めた岡宮氏の言葉については過去に2度自分は伺っていましたが(2016年2月:人力飛行機講演会@航空科学博物館、2016年8月:第272回「航空と宇宙」定例講演会 日本の人力飛行50周年記念 ~人力飛行機"リネット"開発物語~)、他の方のお話を読んだのは初めて。これはこれで、貴重な記録ではないかと思います。チームの10人のうち既にお二人は逝去されているわけですし。関係ないけど駆動系を担当された玉井氏はちょっと仙人ぽさがあって格好いい。

細かいことは一切言わなかったです。ただ、私が一度「美しい飛行機はよく飛ぶ」って言ったら、木村先生に「そんなことを教えた覚えは無い!私は、よく飛ぶ飛行機は美しいと教えたはずだ!」って、えらい剣幕で怒られたことはありました。

これは故・木村秀政先生との思い出について五十嵐氏(胴体、主将 担当)の発言ですが、やはりよく飛ぶ飛行機は美しいというのは名言。いつまでも心に刻んでおきたいフレーズです。

私はJALでパイロットになったのですが、就職が決まって木村先生に報告に行った時、「魚は水に泳ぎ、鳥は空を飛び、人間と4つ足は地面を歩くように出来ている。その自然の摂理に逆らって空を飛ぶに当たっては、真摯な態度とそれなりの覚悟を持っていどむように」、とアドバスをもらったのが役に立ったと思います。

上記は人生においてリネットがもたらした影響をたずねられての澤藤氏(材料調達、主翼結合、重量管理 担当)の発言。やはり木村先生の言葉には重みを感じますね。記事全体を通じても、素晴らしい指導者でらしたのだなぁというのが各人の発言から感じられたのですけども。

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