アクセシビリティの祭典 2019のフォローアップ
著
2ヶ月ほど間が空きましたが、気にせずアクセシビリティの祭典 2019に参加 #accfesの続き。6月28日付けで、公式サイトにアクセシビリティQ&Aが掲載されました。これは、当日アンケート用紙を介していただいたご質問に登壇者が答えたもので、私も「ご質問6」の
日本のアクセシビリティの法律が他国に比べて整っていないとおっしゃっていましたが、要因は何なのでしょうか?
またこの問題を後押しする為に私たちにできることはありますか?
に以下の通りコメントさせていただきました:
整っていない、といいますか、厳しくない、という趣旨のお話をさせていただきました。具体的には、障害者差別解消法には罰則が無いというお話をさせていただいたかと思います。同法には、実際には第六章で罰則が定義されてはいるのですけど、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律についてのよくあるご質問と回答<国民向け> - 内閣府の「Q7.企業などがこの法律に違反した場合、罰則が課せられるのでしょうか。」にある通り、罰則の課せられる条件は緩く、それゆえ「実質的には」罰則が無いに等しいと考え、そう発言した次第です。
発言に事実と異なる誇張があった点を、お詫びして訂正させていただきます。
なお、民間事業者などによる違反に対し、直ちに罰則を課すようにしなかった理由、背景については、同法の制定に携わったわけではない私には、残念ながらわかりません。
「問題を後押しする為に私たちにできること」についてですが、例えばアクセシビリティに紐づく社会的課題の解決に熱心だったり、それに関する活動に積極的な政党なり政治家を応援することがあると思います。
また、当日の動画がYouTubeで7月2日付けで公開されましたので、貼っておきます: