SpaceX Demo-1の打上げ
著
ガンプラ会2019冬・そうだ積みプラを減らそう!でも言及しましたが、昨日はSpaceX Demo-1の打上げがあって、完璧に成功(NASA, SpaceX Launch First Flight Test of Space System Planned for Crew | NASA)、第一段はドローン船に当たり前のように着陸しました。あまりに完璧すぎて、Boeing/CST-100 Starlinerサイドがやる気を無くさないと良いのだけど、と心配してしまったほど。
Crew DragonのISSへのドッキング、ISSからの分離、太平洋上への着水といったイベントはまだこれからですが、アメリカの有人宇宙船復活に向け、とても重要なマイルストーンを通過したのではと思います。2011年のスペースシャトル退役から8年......長かったような、短かったような。官から民へのシフトを思えばこそ、この8年は短かった、かな。
ふと、松浦さんのサイン入り『スペースシャトルの落日』を久しぶりに手にとって眺めるなどしました。確かに自分も、小学生の時にコロンビア号の打上げ(1981年)をテレビで見て有翼型はすごい、有翼型こそ宇宙往還機の未来......そう思ってたんですよね。
カプセル型への回帰という一大転換を目にすることになろうとは、当時は思いもよらなかったけれど、これはこれで「長生きはしてみるものだ」。宇宙機は有翼型でこそ再利用可能、との呪縛を見事に解きつつあるSpaceXと同社を主導するElon Musk氏には、もはや畏敬の念すら覚えます。