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Voice User Interface設計

確か昨年の秋頃に読み終えていたのだけど、『Voice User Interface設計 本格的なAlexaスキルの作り方』について。Alexaスキルの本はまだ量的に潤沢とは言えなくて、それは日本国内におけるスマートスピーカーの普及率を踏まえれば然もありなんですけど、とはいえ勉強の必要に迫られて買った一冊です。こと普及率に関しては昨年末、アメリカでスマートスピーカーは2018年に臨界質量に達した(世帯普及率41%)という記事を目にしましたけど、本当なんでしょうか。本書のp.12には

参考になるのは米国の情報だろう。Amaazon Echoが発売されたのは2014年11月(当初は招待制)。日本でのEchoの発売は2017年11月なので、米国は3年先行している。

とあるから、米日間におけるギャップというのは相当大きいのだろうとはもいますけど。個人的には昨年7月にEcho Spotを購入したものの、正直ラジオの代わりくらいにしか使っていなくてアレなんですけど......p.28にあるくだり、

スマートスピーカーの機能拡充、対応するスマートホーム製品の登場により、利用シーンはますます増えていく。新しいユーザー接点として、Webやスマートフォンといった既存チャネルの一部を置き換え、さまざまなサービスを統合する入口になり得る。

というのは自分も同感。それぐらい未来に明るい希望を持てないと、CLIからGUIときて、一足飛びにNUIOUIまで行かずとも、やっぱりこの先UIがどう進化しそれが生活をどう便利にしていくかってところに興味を抱きにくいものね、そもそも。閑話休題、本書はAlexaスキルの対話設計に関してとても具体的に詳述していて、まったく経験がなかった自分には、とても参考になりました。ハッピーパス、という言葉も本書で初めて知ったし。

難点は、索引とか用語解説がないこと。MQTTプロトコル、IAMKVSみたいな用語が不意に出てきたときにちょっと辛かった、かな。

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