バイコヌール宇宙基地打ち上げ見学ツアー 2017 3日目
著
12月14日、バイコヌール宇宙基地打ち上げ見学ツアー 2017、3日目の覚え書き(2日目の続き)。
ツアーの他の参加者の方とお話しして強く感じるのは、やはり強者揃いだなということ(自分がその強者の一人かどうかはさておき)。それもそのはず、決して安くはない費用(ざっくり100万円/人)を払い、年末の時期に一週間近くの休暇を取り、わざわざカザフスタンまでロケットの打上げを見に来ようというのですから、強者でないはずがないのです。宇宙が好きか旅(というか特殊な旅先)が好きか、のいずれかの軸に概ね分類されるのかもしれませんが。
- 真っ暗な中、アスタナ国際空港(TSE)に到着。予想外に大きく、そして綺麗。入国審査は一言、「ロシアから?」と尋ねられただけ。
- 乗り継ぎでターミナル2に移動するのに、ほんの少しの距離を外を歩いたのだけど、マイナス24度という寒さは人生初で、わずかな時間にも関わらず「これはヤバい」と感じる寒さ。
- 最初はゲート4だったのが、その後ゲート7に変更。ギリギリまでメール対応をするなど。こちらの公衆Wi-Fiに特有か知らんけど、認証コードをSMSに飛ばすタイプが多い印象。
- KC333便に搭乗、席は窓際の32A。アスタナまで来る便でもそうだったが、なぜか座席番号は欠番がある(10番代から突然30番台に飛ぶ)。
- 滑走路から見上げた三日月は心なしか日本で見ていたより明るく、幻想的。カザフスタンの大地を真下に日が昇る様は見飽きず、ほとんど眠らずに窓の外を眺めていた。
- 無事にクズロルダ空港(KZO)に到着。かなり小さい空港で、預けていた手荷物は自分で取りに行く方式。あとトイレに紙が無い(謎
- そこからバイコヌールを目指す混載バスに乗車。3時間ノンストップらしいけど、外は見渡す限り白く雪のうっすら積もった平地で眠るしかない。
- バイコヌール入りした辺りで、バス車内でパスポートチェック。そして誓約書的なものだろうか、提示されたリストで自分の名前のところにサイン。
- ようやく、という感じで懐かしのスプートニクホテルに到着。部屋はB6。ホテルのレストランで昼食の後、15:20集合で市内観光へ出発。
- 宇宙開発全般のモニュメント、ガガーリン像、ソユーズのモニュメント、ヤンゲリ像、SS-17、Li-2のモニュメント、ゴロドフスカヤ駅、コロリョフ像を一気に見学。しかし外を出歩いている間はとにかく寒くて凍えそう。ダイヤモンドダストが普通に見えるし(汗
- ソユーズのモニュメントは、4年前の姿と比べるとやや綺麗になっていた(塗り直された?)。残念ながら、当時小銭をせびってきた子供達の姿は無かったが、しかしLi-2のモニュメントの近くでは元気にサッカーに興じる子供たちを目にし、元気だなと。
- ゴロドフスカヤ駅の近くでは、野良犬?同士が盛んにじゃれ合ってるのか喧嘩をしているのか、けたたましく吠えていて若干怖いくらいだった。周りの人々は一切意に介さずという感じで普通に歩いているのだけど。
- 途中で入ったとあるトイレ、中国式?で強烈でした。隣と敷居が全く無いタイプ。さすがに無理ゲーなので、一人ずつ順番に利用することに。
- 1日の締めくくりにロスコスモスの売店へ。よっぽど何か衝動買いしようかなと思ったけど(寒すぎるのでダウンジャケット欲しかった)、荷物が増えるので諦め。
- 4年前にも訪れた場所にあるレストランで夕食(&このツアー始まって以来の全員自己紹介)後、翌朝は5:50集合(5時から朝食は可能)のアナウンス。移動に継ぐ移動、で疲れている暇もない......w
4日目に続きます。