西穂高岳山行 2017
著
8月12〜13日の覚え書き。西穂高岳に登ってきました(2年ぶり2度目、初回と全く同じ行程)。写真は西穂高岳山行 2017 | Flickrにまとめました。
先月から、天気さえ良ければ予約無しで泊まれる西穂山荘か唐松岳頂上山荘に泊まって山歩きをしようと、週末が近づくたびに機会を窺っていたのですが......今年はとにかく高気圧にやる気(何)が感じられず、加えて湿った空気がアルプス周辺に流れ込みやすい状況が続いているらしくて、ずっと諦め続けていました。
8月12〜13日の天気予報については(自分がよく見るのは西穂高岳の天気 - てんきとくらす [天気と生活情報]とかやさしい 山のお天気教室 - ホーム)、決して完璧というわけでは無かったものの、岩場を歩くことになる日曜朝は安定して晴れそうだったので、金曜の夜に出かけることを決意。慌ただしく往路の切符をえきねっとで手配するなどしました。
8月12日
- 5時半過ぎに家を出発。上野から、かがやき501号に乗車。選択の余地がなかったのでグリーン車の席を取っていたけれど、おかげで快適。
- 長野でしなの4号に乗り換え。指定席を予約していたものの、それほど混雑していない。自由席でも余裕で座れたかもしれない。
- 予定通りの時刻に松本につき、まずは松本バスターミナルへ。10:40発の新穂高ロープウェイに向かうバスのチケット(2,880円)を確保。
- もしバスが満席だったら、とっとと上高地に向かう作戦だったけど、おかげでバスの出発時刻が近付くまでは、駅前のマクドナルドで読書。
- 定刻通りバスに乗車。しかし勘違いして、終点ではなくその一つ手前の新穂高温泉で降車してしまった。大した距離、歩かなかったけど。
- 新穂高ロープウェイ、前回は無かった気がするけど、リュックの重さを測らされ、6kgを超えているからと通常の片道(1,600円)に加えて荷物券(300円)を買わされてしまった。
- 第一、第二ロープウェイを乗り継ぐ。「今回は」第二ロープウェイでは二階の方に乗車。しかし、高度が上がるにつれ、周りがガスガスに。
- 展望台に着くと、完全に景色も何も見えない状態。諦めて、さっさと西穂山荘に向け歩き出す。サクッと到着、宿泊手続き(1泊2食、9,500円)。
- 部屋は「笠ヶ岳3」だったかな。布団はちゃんと一人一枚あるけど、満員になるらしい......夕食の時間まではひたすら読書。
- さすがにシーズンで混み合っていたせいか、夕食は18:30からの2巡目で。お昼を抜いてたので、ご飯は3回、けんちん汁は1回おかわり。ドチャクソ美味い。
- 21時の消灯を待たずに就寝。
8月13日
- 奥穂の方に抜けるつもりの人たちは朝3時には出て行ったらしいけど、自分は3時半起床。その少し前から、ガサガサした音で目覚めてたけど。
- 4時、西穂山荘を出発。もちろんまだ真っ暗なので、ヘッドランプを点けて歩き出す。直前に流れ星を2個も見れて幸先が良い(ぼちぼちいこか - 流星群の夜参照)。
- 4:22 丸山 → 5:04 独標 → 5:24 ピラミッドピーク → 6:01 山頂着。体調が良かったのか、途中で一度も休憩を取らなかったし、給水の必要もなかった。
- 山頂には30分くらいいたかな。山荘で前夜受け取っていたお弁当もぐもぐ。多少、雲が上がってきつつあったけれど、見通しはよかった。
- 上高地は雲の下。そして虹の円環とブロッケン現象がよく見えていた。
- 帰り始めた頃には早くも周りがガスガスに。6:30 山頂発 → 7:07 ピラミッドピーク → 7:21 独標 → 7:53 丸山、で8時過ぎには西穂山荘着。独標すぎてから急に晴れ渡ったw
- さすがにまだラーメンには早い時間帯だったので、アイスコーヒーを頼んで一息つく。ヘルメットをしまい、トレッキングポールを出して、下りの準備。
- 8:30に山荘を出発。ダルい行程なのは知っているので、できるだけ飛ばす。途中で猿の親子や結構な大きさのカエルに遭遇。9:52 西穂高岳登山道口着。
- 梓川の美しい流れに癒されてから、松本バスターミナルへ。10:40発の新島々&松本に向かうバスのチケット(2,450円)を確保、整理番号は60(確実に2号車)。
- 時間がなかったので、河童橋を拝みに行くのは断念。近場で荷物整理&着替えを済ませて、バスに乗車。
- 新島々のバスターミナルで松本からの時刻表をチェック。スーパーあずさ、どの時刻に乗ろうか逡巡してるうちに指定席が埋まってしまったりして恐ろしい。
- 仕方なく、自由席狙いに作戦変更。少しでも早く帰宅することを優先して、昼食は抜き。スーパーあずさ18号の4号車で並んで、なんとか席を確保。
- 新宿駅に着いてから、空腹に耐えかね立ち食いそばを食す。で、田端駅には16時過ぎに到着、16時半前には帰宅。
2年前の初回と比べると、だいぶ楽に登って帰ってこれました(山頂に着いた時も、あれもう山頂?という感じで)。やはり、全行程がある程度、事前に頭に入っているとラク。天候さえ選べればそろそろ、ジャンダルムを抜けて奥穂まで歩くことも出来るかもしれない。もっとも、自分程度の経験値ではまだ、自信はないけれど。ちなみに今回、期せずして1日違いで勅使さん(誰)も西穂高に来ていて、しかし残念ながら天候が理由で奥穂に抜けるのは断念したらしい。あと自分の場合、登りは相変わらず得意ですが下りが課題......帰ってきてから筋肉痛が酷いです。つまり、下りで使う筋肉の強化が不可欠。
[ 2019-04-01 追記 ] 登頂後に西穂山荘へ向かう途中すれ違った方の撮影された動画に自分が映り込んでいたのを偶然発見し、他人様の山行動画に期せずして映り込んでいた件に書きました。