Re: 「格差」は経済事情ではなく
著
……さらに釣られて?みます。「格差」は経済事情ではなく、という記事より引用:
鳥コンにおいて「格差」は確かに存在します。しかし、それは経済事情ではありません。時間です。
僕はまだ社会人ではないのですが、一般的には社会人に比べて大学生というのは時間がとりやすいのではないかと。そこが大学生チームとその他チームの差になっているんじゃないかと思います。
人力飛行機というものは、1年以上の歳月をかけて造られるものです(それでも直前には「間に合わない!」というチームも存在する程)。やはり社会人、高校生にはそんな時間が確保できないのではないでしょうか。そんな事情から、必然的に「鳥コンは大学生の青春」的な図式が成立しやすいものと思われます。
僕は、jinrikiplaneさんの言われているような類の格差は無い、と思っています。ただしそれは、大学生と社会人が同じペースで飛行機を完成させる必要が無い、という前提に基づきます。jinrikiplaneさんの発想には逆に、同じ性能の飛行機を設計・製作するのに、双方が同じペースで機体を開発する前提があるように思えます(ハズしていたらすみません)。
大学生チームの場合、大抵は代替わりがあって、それゆえ1年間というサイクルでもって機体を製作・テストし、鳥コン本番に臨むことが暗黙的に、あるいは「事実上」強制されている(少なくとも常識化している)わけですよね。一方、社会人チームはというと、代替わりなどという儀式が存在しないため、必ずしも1年間のうちに全てを完結させる必要は無いし、実際そういう考えに基づき運営されている社会人チームは少なくないと思っています。
もちろん、鳥コンがいつテレビ局側の都合で打ち切られてもおかしくない(と僕は思っているのだけど)以上、できるだけ早期に(あるいは「短周期で」)機体を完成させ、与えられる機会は須く活かして鳥コンに参加したいと考えるのは、大学生も社会人も同じでしょう。とはいえ、社会人は大学生と比べ時間の融通が圧倒的に利かないので、そこは開発ペース/サイクルを柔軟に設定することで対応するのが自然ではないでしょうか。それを僕は格差だとは思わないし、単に参加メンバーの立場の違いから生ずる方針の違いでしかない、と認識します。まぁ、YAMAHA Team Aeroscepsyのような例外(謎)もありますが……。