セレーネ「月に願いを!」キャンペーン、締切迫る
著
珍しく宇宙ネタが続きますが、セレーネ「月に願いを!」キャンペーンの応募締切が迫っているので、広報効果は限りなく0に近いでしょうが、一応こちらでもお知らせしておきます。このキャンペーン、今年の夏に打上げが予定されているJAXAの月周回衛星「SELENE」に、名前とメッセージ(日本語10字、もしくは英語20字以内)を載せて運びますよ!というもの。SELENEやキャンペーンの詳細についてはJAXAのページを見ていただくとして、締切は今月末日(往復ハガキの場合1月31日消印有効)ですから、お忘れなく。
ちなみにこのキャンペーン、昨年12月1日からスタートしているのですが、日本惑星協会発行のメールマガジンにおいて的川先生曰く平均すると1日1000人ぐらいの方々からお名前やメッセージが送られてきて
いるにもかかわらず、応募数の方は私たちの期待を大きく下回っている
とお書きになっています(YMコラム NO.367)。Webサイト上やメディアでの露出が足りていないかといえばそうとも言えず、可能性としては(火星探査機「のぞみ」、小惑星探査機「はやぶさ」でも同様のキャンペーンを実施してきたため)やや飽きられ気味というか、宇宙空間にメッセージを届けることに強い動機なり特別なイベント性を訴求しにくくなってしまっているのかもしれません。過去のキャンペーンの二番煎じ的イメージはあるにせよ、個々の探査機はそれぞれに行き先も使命も異なるものですし、そもそも宇宙に自らの言葉を放つ機会(しかも格安っていうかほぼゼロコストで)がレアであることには変わりないですから、個人的には応募されることを激しくオススメします。
……というわけで基本的にはこのキャンペーンを応援しているのですけど(僕自身実はまだ応募していなかったのでこれから送ります)、気になるといえば気になるのがインターネット応募のための登録ページ。氏名や年齢、メールアドレスといった個人情報を含むほぼすべての項目が入力必須であるにもかかわらず、HTTPSが使われていない。別にSSLが使えれば100%安心というわけでもないし、気にしなければ良いだけのことかもしれないけど、個人的にはちょっとなぁ?と思ってしまう……なので僕は往復ハガキで送ることになるだろうと思います。さらに本題とは関係無いけど、同ページのHTMLソースにある<META http-equiv="Expires" content="Monday, March 01, 1999 12:00:00 PM GMT">が妙に気になったりしました(謎