SELENE@Home
著
CirkloさんがSELENE@Homeという名のJavaアプレットを作成されていることを知りました。名前がSETI@homeに似ていることからわかるように、このアプレットはJAXAが打上げを予定している大型月探査機セレーネからの観測データをみんなで分散処理することを「仮定して」作られているようです。
僕自身はまだ実際にアプレットを動作させてみてはいないものの、こういう試みって面白いなぁと思うし素直に応援したくもなります。もし万が一、この手の試みにJAXA/ISAS自体が本腰を入れたらかなり愉快だなぁ。SETIでの成功例を引き合いに出すまでもなく、データ解析にかかるコストや時間を節約しつつも、プロジェクトへの興味関心を高めるための普及啓発を行うことが可能になるんだから。
ただその場合の問題は、プロジェクトの実利的な面をカバーしつつもいかにプログラム上にエンターテイメント性を持たせるか、という点でしょうね。SETI同様の解析度合いのランキング表示だとか、一人一人に「参加してるぞ感」を抱かせる工夫がどうしても必要になるでしょう。でなければ、単に既存の宇宙ファンだけがマニアックに参加してオシマイです。