SRB-Aの捜索、始まる
著
先月29日のH-IIAロケット6号機打上げ失敗に関連し、その原因究明において鍵を握るとみられる固体ロケットブースタ(SRB-A)の捜索活動について、JAXAよりプレスリリースが発表されました。うーむ、まさにH-IIロケット8号機のときのこと(プロジェクトエーックス!)が思い出される展開。関係者の皆さんにとっては、当然クリスマスもお正月も無くなってしまっているわけですが……外野席からはとにかく最善を尽くし前進し続けて欲しい、としか言い様がありません(汗
内容で気になったのは、SRB-Aに搭載されている音響ビーコン。課題のなかで熱的破壊の可能性等について言及されているけど、このビーコンってもともと長期にわたって音波を発信し続ける能力が備わっていたのかな?ビーコンを使った捜索自体は試験機1号機のときの実績があるけど、6号機は打上げから既に1ヶ月近くが経過しているわけで、そこ(バッテリー?)も気がかり。
それと、今回はJAMSTECとどのような合意に基づいて協力を得たのかがわかりません。無論JAMSTECの側からすれば、JAXAに貢献できれば組織の評価を高める結果につながり万々歳なのでしょうけど、それなりに値が張るような……FAQのほうにでも載るかな?