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鳥コンON AIR

嫁さんとともに千葉の実家に帰省しています。先ほど、今年の鳥コンのオンエアを見終えました。(途中から僕の両親もテレビ観戦に加わりました。)
驚いたのは、その番組構成。最初の30分で滑空機部門、後半の1時間半を人力プロペラ機部門に割いており、ヘリコプター部門についてはほとんど全くと言ってよいほど放送されませんでした。例年、滑空機部門+ヘリコプター部門で前半1時間、人力プロペラ機部門で後半1時間という構成だったんですけどねぇ。いくら番組構成上の都合とはいえ、(ヘリコプター部門の)出場者の立場からすればクレームをつけたくなるような酷い扱いだったと思います。

そしてもっと驚いたのは、東北大にしろ日大にしろ、(あれだけの距離を飛びながら)飛行中のパイロットがごく普通に会話していた点。声量だって、追跡しているボートと無線なしでやりとりできる程ありましたから、ビックリです……ありえねーって感じですね。AT値の60〜70%程度の心拍数で飛んでたんじゃないでしょうか。このあたり、今年の大会での気象条件の良さがよくあらわれていたように感じます。

35kmを飛びきった日大のパイロットの平綿くん、かなり悔しそうでしたが、そりゃそうですよね。琵琶湖大橋に到達した時点で既に機体のポテンシャルを十分発揮できていたとはいえ、体力が尽き果てるまで飛び続けたいと思うのは、パイロットとしてごく自然というか当然なわけですから。機体にとても愛着を持っているらしいことが画面を通じてよく伝わってきて、とても好感が持てました。

東工大のパイロットの悔しさは、平綿くんのそれとは全く別種の悔しさだったと思いますけど、しかしその根性には拍手!あらためてテレビで見てみると、呼吸の様子から後半はかなりしんどいレベルで飛び続けたらしいことがよくわかりましたし、そのうえ32kmも飛んだんですからね。(実は現地で見たときに、応援団のほうの気合も凄いなぁと思いましたが。)

さてさて、来年の大会(ある…よね?)はどうなってしまうんでしょう。今年のようなコンディションを期待して設計することはさすがにリスキーであるにせよ、飛行速度の面では、低速型へ主流が完全にシフトするかもしれません。

[9/7追記]
番組構成といえば、日大・東工大・東北大とならんで学生記録を更新、15kmを飛行した府立大がダイジェストで流されてしまったのは悲しかったです。
追跡ボート上のレポーター・荻原が、たまに言うべき言葉が見当たらずに発する「フーフー」という声はなんとなく不愉快な印象。

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