個人サイトの「やめ時」
個人サイトを語ろう Advent Calendar 2025の14日目として書きたいのは、この個人サイトの「やめ時」をいつにすべきか、ということ。人生100年時代なんていうけれど、50歳を過ぎれば嫌でも自分の終活を考え始めざるを得ず......とはいえ四半世紀にわたり当サイトの運用を続けてきただけあって、ちょっとした愛着もあるし、なかなか簡単には決め難い。
費用面は、大きな問題ではありません。まずホスティングの費用として、さくらのレンタルサーバ スタンダードのサービス利用料が6,600円/年かかります(毎年5月の契約更新)。あとはTonicと契約しているkazuhi.toドメインの維持にかかる費用で、こちらはすでに2031年5月までの費用を払い終えています(kazuhi.toドメインの契約更新参照)。CMSは、Movable Typeを個人無償ライセンスで利用しています(ありがとうございます!)。
なので、1つの案としては、現在のドメイン利用契約が期限を迎える2031年5月を「やめ時」、サイトを完全にアクセス不能とするタイミングに見据えて、段階的に更新停止期間を設けたり、逆SEO的なことをやるのがいいかなと。しかし仮に、それ以降もWeb業界の片隅で生きていくとしたら、名刺代わりに運用を継続したいかな......同じドメインで四半世紀も存続する個人サイトは、稀有なはず(要調査)。
ただまぁ、そうなると2031年5月の時点でドメインを何年ぶん契約すべきか、悩ましい。いっそもう25年ぶん契約して、50年=半世紀にわたるkazuhi.toドメインのサイト運用を目指すか?などと思わなくもない。70代の半ばを過ぎてなお細々とコンテンツの更新を続ける自信はないけれど(たぶんそれより前に死ぬだろう)、もはや完全に維持すること自体が目的になりそう。
いま1つの、起きて欲しいけど多分起こらない展開としては、ご著名ないしご高名な他の「かずひと」さんが将来、kazuhi.toドメインの買取を打診してくるケース。高値で売れるなら即、当サイトは閉鎖のうえドメインを売り渡すのだけど......1億円なら即決ですが、どうですかお客さん(誰)。まぁ無理だよね、過去25年のあいだにその種の相談を受けたことすら一度も無いもの。
@kazuhitoは、木達一仁の個人サイトです。主に宇宙開発や人力飛行機、Webデザイン全般に興味があります。Apple製品と麺類とコーヒーが好きです。南極には何度でも行きたい。アクセシビリティおじさんとしてのスローガンは「Webアクセシビリティ・ファースト」。