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Fw: 「一文無しの覚悟」で50年夢みた宇宙飛行士へ-民間人初のISS長期滞在と「地球撮影」に挑む高松聡氏

先日、Mission WEを発表された高松聡氏へのインタビュー記事「「一文無しの覚悟」で50年夢みた宇宙飛行士へ-民間人初のISS長期滞在と「地球撮影」に挑む高松聡氏」を、大変興味深く拝見しました。ちなみに私がMission WEに惹かれている最大の理由は、

視聴体験者には、国境のない美しい地球を目の当たりにすることで、"地球人"としての意識を覚醒してもらいたいという思いがある。環境意識の向上や、国家間の戦争が続いている現実を、宇宙からの視点で考え、戦争のない地球を希求するムーブメントの形成を目指すという。

というのが、ぼんやり自分の目指してきたことと合致するところが少なくないから、です。究極的には、一人でも多くが(もちろん私自身も含めて笑)実際に宇宙へ出向き、宇宙からの視座なり地球を俯瞰する視点を獲得のうえ、より良い社会・経済・環境の構築に覚醒すべき、と考えてきました。

しかし、そんな状況を待つより先に地球環境も人類文明も滅んでしまう可能性を、肌身で感じる昨今。バーチャルな宇宙体験でどこまで意識変革をもたらすことができるか、相当なチャレンジではあるものの、それをやる価値や意義はかなり大きいのでは......と思います。

WEという文字の「W」を上下にひっくり返すと「M」になり、「ME」になります。このプロジェクトは私が宇宙飛行士になりたいのではなく、180度方向転換して"私たち"が行くんだというところから始まっていますし、「World Environment」「War Ends」の頭文字でもあるので、「これはいいぞ」と。

ミッションの名前である「WE」に、そんな思いが込められていたとは。うーん素晴らしい......さすがだなと思いましたし、やられたな、とも感じました。ミッションが目指すところの、宇宙体験の民主化というプロセスが見事に込められています。なんならMとWの文字が入れ替わるようなアニメーションを、あらゆる表示に組み込みたい。

過去に購入した土地と建物をすべて抵当に入れて借金をし、所有していたスポーツカーも売り払って何とか資金を作り、1回目を支払いました。ですので、このプロジェクトが頓挫すると私は一文無し以下になってしまいます(笑)

まぁそうですよね、当然それぐらい身銭は切りますよね。宇宙開発の文脈で「一文無し」というフレーズを見聞きすると、ispaceを率いていらっしゃる袴田さんが過去にそれに近しい危機的状況にあったお話をどうしても思い起こしてしまうのだけど......やっぱりそれぐらいのリスクは背負って始めるものだよなぁ。

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