『千年女優』のリバイバル上映、2度目
著
1月19日から2週間限定だった『千年女優』のリバイバル上映、なんとキネマ旬報シアターでは2月9日まで上映を延長するというので、行ってきました。これほどの名作であれば、いずれまたリバイバル上映が企画されると思いたいけれど、いつになるかわかりませんからね。先月のリバイバル上映@新宿ピカデリーに続き、2度目の大スクリーンでの鑑賞です。
そもそも柏の地に降り立ったのは初めてで、少し道に迷いましたが、18:05の上映開始には余裕をもって到着。さすが平日だけあって、自分以外にはお客さんは2〜3人だけだったでしょうか。つまり実質、貸切状態で、とてもリラックスして鑑賞でき、わざわざ足を運んだ甲斐がありました。
対象が何であれ、誰しも抱く「いつかきっと」という想いや願いは、呪いであると同時に希望でもある。その重ね合わせこそ、生きるよすがであって、人生そのものだなって思いました。鍵の君の「鍵」は、「いつかきっと」を具現化、実体化させたリマインダー的な存在......なんて素晴らしい物語だろう。そんな感想を反芻しながら映画館を後にしました。