はじまりのうた

2024年2月5日 著

2月4日の覚え書き。田坂広志先生の著作のなかで言及されている映画を見るシリーズ、その2作目に選んだのがはじまりのうた（初見）。最後にニューヨークに行ったのはいつのことか記憶にないけれど、実にアメリカらしい？風景の記憶が呼び起こされる、そんな映画でした。

ちょっと意外だなーと思ったのは、全部が全部まーるく収まってハッピーエンド、なつくりではなかった点。8割くらい？は大団円だったけれど、最終的にダンは再び解雇され仕事を失ったし、グレタはデイヴとよりを戻せた感じでもない。ただまぁ、皆それぞれに「次」を目指せる程度には、制作したアルバムが売れたってことで、良かったなーって感じでしたけど。

田坂広志先生の『直感を磨く』のなかで、本作は音楽には、魔法のような力があるという言葉とともに紹介されています。確かに、どれだけ見慣れた景色も、そのとき耳に入ってくる音楽次第で印象は変わりますね。というか、イヤフォン・スプリッターが本作では重要な小道具として出てくるけれど、無線式のイヤフォンが普及した昨今ではもはや、この機材も若者にとっては謎に映ったりするのかしら。