僕が宇宙に行った理由
著
成金趣味っぽいつくりだったらどうしよう、という点で少し躊躇したのですけど、映画『僕が宇宙に行った理由』をTOHOシネマズ新宿の9:10上映開始の回で見てきました。結果として、自分の懸念は杞憂でしたし、割とこう淡々とした描写で過剰な演出はなく、むしろ楽しめました。
私は過去に2回、バイコヌールまでソユーズの打上げを見に行き、その2度目では星の街を訪れてもいるので、それらの場所で収録されたシーンは特に興味深く、また懐かしく見入りました。ただまぁ、ロシアのウクライナ侵攻を最後に取り上げてましたけど、「NO WAR」を連呼されていただけに何とも皮肉な終わり方だなと。
言っていることではなくやっていることがその人の正体なら(これは自戒を込めて)、やはり前澤氏のこれからの行動、ISSへの訪問を経ての態度変容がどれだけ反戦と具体的に結びつくか、そこに着目したいなと思いました。そして私は私で、宇宙に行った人のことを羨ましがったり妬んでばかりいないで笑、私だけの宇宙を目指さなくては。