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否定しない習慣

否定しない習慣』は、まさにカジュアルに否定しがちなダメ人間の私のために書かれたような本でした。

多くの人は、「自分が誰かを否定している」という自覚はありません。それどころか、「相手のためを思って伝えたこと」だと口にします。

完全に図星というか、相手のためを思って否定してしまうの、思い当たる節がありすぎます。肯定することは本人のためにも、回り回って自分自身のためにもならない、そう思い込むことが少なからずありました。

「否定」の前提は、「よかれと思って」。この考え方が、否定を正当化してしまうのです。

これも頷けるくだり。正当化、というのがポイントでしょうね。一種の正しさ中毒というか......心のどこかで常に正しさを求めている、正しさが相対的なものと頭で理解してもなお。そういう癖がまた、自意識を肥大化させてしまう。重症です笑

「言い方や伝え方を考える」というのは、いわば「相手の受け取り方や感情を考える」ことです。

それが容易くできれば誰も苦労しないわ!!とか思ったけど、それができていないのは裏を返すと、相手から嫌われても仕方ないと思ってたり、そこまで酷くなくとも好かれることを諦めてるからかもしれないなーと思ったり、思わなかったり。

こちらの期待値からすれば圧倒的に低かったとしても、『その人なりに精一杯やっている』という事実は認めてあげないといけないかもしれない

「かもしれない」というのがポイントで、所詮は可能性にすぎないけれど、それでも相手のことを決めつけたり身勝手に思い込んだりすべきでないということ。本当に苦しく感じるけれど、認めてあげないことには否定せざるを得なくなってしまうから。

「相手との会話を瞬時に未来志向で考えて、会話をよい方向に進める脚本を構築する能力」は、ワンチャンスを逃さず、的確な状況判断が求められる経営者にとって、とても重要な資質

......うむ、そういう資質が自分には不足してるってことですね。これでも昔と比べたら改善されてると思うんだけど(自画自賛)、全然まだまだ足りなかったということで、大変ありがたい気づきをいただけました。

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