TwitterからMastodonに軸足を移す

2022年12月18日 著

Elon Musk氏が買収してからというもの、Twitterでは良くも悪くも一種の混乱が続いています。果たしてこのままTwitterを使い続けるべきか、そんなことを思案する場面が徐々に増えてきたなか、自分にとって決定的だったのが、複数の著名ジャーナリストのアカウントを理由を明かすことなく一斉凍結した事案でした。

Musk氏の運営する今のTwitterは、もはや自由で民主的なプラットフォームではない。いやとっくの昔から自由でも民主的でもなかったかもだけど、それでもこの事案は目に余りました。少なくとも、私からの信用・信頼を大きく損ねるには十分なインパクトがあったのです。2007年4月以来、15年にわたり使い続けてきた「私の好きな」Twitterは、確かに死んだんだなって。

もっとも、Musk氏のことは個人的にとても尊敬しています。彼がいなければ電気自動車も、再利用可能なロケットも、今日あるまでに進化していなかったでしょう。ただ単にTwitterという、いち私企業がコントロールするにはあまりに大きくなりすぎたSNSの運営に、彼は不向きだったのだろうと私は思います。誰にだって向き不向きはありますから。

これを機に、私がフォローしてきた一部の英語圏かつWebデザイン界隈な方々に倣って、TwitterからMastodon（@kazuhito@vivaldi.net）に軸足を移します。当面、というか安心してTwitterでつぶやけると思える日が訪れるまで、能動的にはMastodon、受動的にはTwitterという切り分けで、SNSを活用していこうと思います。

なにぶんユーザーの母数が多いし、各種公式アカウントが多く存在していますから、情報収集という点では引き続きTwitterを利用せざるを得ません。しかし、自由気ままにつぶやくのはMastodon上でにします。また、休眠アカウントとして扱われないよう、TwitterにはBlogの更新情報とかRaindropのブックマークとかFlickrのお気に入り写真を、これまでと同じくIFTTT経由で流します。