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広報・PRの実務

いつ、何がきっかけでAmazonのほしいものリストに追加したか思い出せないのですが、ふと半額になっていることに気づき衝動買いしたのが『広報・PRの実務 組織づくり、計画立案から戦略実行まで』。概ね、過去に読んだり学校で習った内容でしたので、これといって目新しいところは少なかったような?

「広告によってヒット商品が生まれる時代」から「巧みな広報がヒット商品を作り出す時代」へと世の中は変わったのです。

確かに広告が機能しにくくなっているのはあるけれど、いっぽう本書で繰り返し主張されるような、パブリシティを獲得してナンボみたいな広報は正直どうなんだろうと思っていて。巧みな広報、の必要性は認めつつ、ただ単に巧みな「だけ」ではダメだろうなと。極論、メディアに対し変に迎合とか忖度をし始めかねないのでは、と。

まだ、一般企業にはその存在すら知られていないファクトブックですが、戦略広報先進企業では、かなりの高確率でファクトブックが制作されています。

これは初耳。まぁ何を以て「戦略広報先進企業」と呼ぶのか、がそもそもよくわからないけれど。ファクトブックが読み手をメディアに限定した会社案内だと仮定すると、わざわざそれを一般向けの会社案内とは別に作るのって手間ではないのかしら。確かに掲載要素の一部、例えば業界における自社のポジショニングなんかは、ちょっと特殊だなと感じますが。

教員たちの研究には、税金をもとにした補助金が支給されています。ですから、彼らには自らの研究成果を世の中に還元する義務があるのです。もちろんみなさん、学会で発表したり、論文を書いたりしているわけですが、それは一般の人たちに伝わる方法ではない。

上記は、近畿大学の事例紹介の中で広報担当者の方の言葉として紹介されているものですが、良いなぁと。同じ認識が教員はもとより、どこまで学内に浸透しているか、が鍵になるでしょうね。

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