コーポレートコミュニケーション経営
著
覚え書きするのが遅れただけで、読み終えたのは多分1週間以上前の、『コーポレートコミュニケーション経営―広報戦略が会社を変える』について、手短に覚え書き。大学院の副ゼミで指導していただいている、柴山先生の著書です。
あいにくKindle版が固定レイアウトであることに買ってから気づいたので、マーカーが引けず残念な思い。なので、個別に気になったところを引用しつつ覚え書きというのができません。しかし内容的にはさすがと言いますか、体系的によくまとめてくださっていると感じました。本書の発売は10年前に遡るものの、さほど陳腐化してもいない印象です。
本書で痛感したのは、広聴とセットでなければ本来成り立たない広報という言葉の「片手落ち」感、そしてコミュニケーションモデルにおける3要素(ターゲット、コンテンツ、ロジ)を定義することの重要性、それにブーメラン効果の意義。いずれも、日々の業務の中で押さえておきたいポイントでした。
加えて、過去の授業で見た覚えのあった図表21は、よくよく頭に叩き込んでおきたいなと。2種類(トップダウン・ボトムアップ)のタテ連携に、社内横串によるヨコ連携、社内外のインプット・アウトプットに相当するソト連携、それに時間軸を絡めたトキ連携という整理の図です。