前澤氏、ISSへ
著
dearMoonプロジェクトを進める前澤友作氏が、今年12月に打ち上げられるソユーズ(MS-20)に乗ってISSを訪れるとの知らせ(Space Adventures' Client, Yusaku Maezawa, Plans for Mission to the International Space Station - Space Adventures)を目にした際の脊髄反射としては、やはり「聞いていた噂話と違う」というものでした。てっきりユーミンが行くものとばかり思っていましたからね。
加えて、同じ日本人の平野陽三氏がサポートスタッフとして搭乗するのが意外。たった3席しかないソユーズの2席を、日本人が占めることになるだなんて!!かつてのバブル時代なら、いかにもジャパンマネー炸裂といったところだけど、これは前澤氏個人の潤沢な資金力が為せる技なのでしょう。契約額は知らんけど。
ロシアは先だってISSから脱退を表明していましたが、ロスコスモスとしては、ここで多少なりとも宇宙観光方面に存在感をアピールしておこうということかしら。そうでもしなきゃ近い将来、SpaceXに潜在顧客を総取りされかねないでしょうしね。一回の打上げあたりの乗員数でいったら、SpaceXのクルードラゴンのほうが圧倒的に優位なんですが。
個人的には羨ましいやら、dearMoonプロジェクトでは早々に脱落・選外となっただけに悔しいやら。とはいえ、経緯がどうあれもっと数多くの民間人が宇宙に行かないことには、自分のような庶民に手が届くまで宇宙旅行の値段が下がることは無い(ついでに安全性も今以上に上がらない)わけで、応援したい。なんならコロナ禍だけどバイコヌールまで打上げを見に行きたい。
まぁ、ソユーズでもクルードラゴンでも何でもいいから、前澤氏に限らずお金持ちの皆さん是非宇宙に行ってください。よろしくお願いいたします。