宇宙開発を成功に導く「組織」と「デザイン」の話
著
7月21日の覚え書き。民間宇宙開発団体、リーマンサットプロジェクトの宇宙開発を成功に導く「組織」と「デザイン」の話というオンラインセミナーに参加をしました。メインはデザインディレクターを務める山下コウセイ氏のお話でしたが、司会進行&モデレータの柳田氏ともども、非常に聞きやすく分かりやすいお話でためになりました。
人工衛星そのもののデザインよりも、組織設計というかインナーブランディング(「内向きにクリエーションせよ」)のお話が特に面白かったです。リーマンサットって、とにかく参加メンバーが多種多様というのは聞き知っていましたけど、そのマネジメントの鍵はブランディングだったのですね。CIの3要素として
- Mind Identity
- 何事もWhyが大事(ゴールデンサークル理論)、存在意義や目的を定義
- Behavior Identity
- 困った時は、ルパン3世だったら?と考える風土作り、大まかな方向付け
- Visual Identity
- どう見られたいか、VIを簡単にコントロール(とりあえず水色を着る!とか)
をそれぞれ解説してくださったのですけど、いずれもシンプルな内容やビジュアリゼーションの力強さが、参加メンバーに対する浸透だったりモチベーションの喚起に繋がっているように聞こえました。そしてそういうところを組み立てる上でも、早い段階からのデザイナーが参画することが望ましい、というわけですね。世にいう?デザイン経営なんかに通じるお話。
あと、「カッコいいはモチベーションの源」てのはめちゃくちゃ共感しました。