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Astrobiology Club / 火星探査機打ち上げ前夜

3回目となるAstrobiology Clubのオンラインセミナー、火星探査機打ち上げ前夜にリアルタイムで参加・聴講しました。講師は自分のTwitter TLでちょくちょくお見かけする、JPLにお勤めの石松拓人氏Mars 2020の紹介がメイン、かつ工学系の内容だったこともあり、過去の2回と違って完全に理解できました。ありがとうございました。

本題じゃないけど印象に残ったのは、地球外知的生命体の存在を問われた故ホーキング博士が「地球にすら知的生命体は存在しない(=人間は高度に知的ではない)」みたいな返しをしたっていう逸話と、映画『火星の人(The Martian)』に出てくるウソで、大気密度は低いからロケットが倒れるのはおかしい(が、原作者はほかに宇宙飛行士が置き去りになる術を編み出せずそうした)というエピソードかな。いずれも本題からは外れるけど。ちなみに

キュリオシティの着陸に採用されたクレーン方式、すごいなぁと思ったのですけど、より安全に思えるエアバッグ方式が採用されなかったのは、ローバー/ランダーの質量が圧倒的に大きいから、でしょうか。また、クレーン方式のほかに検討された方式にはどんなものがあったのでしょう。

という自分からの質問に答えていただけまして、クレーンはやはり探査機の質量的にエアバッグが無理とのこと。そしてクレーン以外の選択肢としては逆噴射によるピンポイント着陸が将来に向け検討されているとのこと。驚いたのは、その超音速からの逆噴射についてSpaceXと協力しているというお話。なるほどねぇ。

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