鳥人間コンテスト2020の開催中止
著
各所で既報の通りだけど、新型コロナウイルスの影響から鳥人間コンテスト2020の開催が中止された件は、覚え書きせざるを得ません。
外出自粛要請が出されている中、多くのチームで機体製作が困難になること、それに伴い機体の安全性が十分に確保できなくなる事態が予見されること、また、チーム活動が感染リスクにさらされる可能性もあること等を考慮した結果です。
主催側の立場からすると、これはまったくもって賢明な判断。詳細は2020年度の鳥人間コンテストは中止に。新型コロナウィルスの影響大きく - Unknown -はてなブログ版-で補足されている通りで、試験飛行をまともにできていないようなチームが無理を押して本番に臨み事故を起こすような事態は避けなければならないわけです。
しかし出場側の立場からすると、その無念さたるや、察するに余りあります。台風などの気象条件が理由で中止ならまだしも、新型コロナウイルスなどという、いまだその実体がつかめていない謎多き存在のせいとなると、到底受け入れがたいだろうし、悔しさや怒り?をどこにどうぶつけたら良いのか分からないだろうな。鳥人間コンテスト2020、開催中止 新型コロナウイルスの影響で | FlyTeam ニュースには
大会の全面中止は、台風が直撃した1997年と、リーマン・ショックによる世界金融危機の影響が出た2009年の計2回で、今回の中止は11年振りです。
とありました。台風が直撃した1997年というのは割とよく記憶していますね......。まぁその年の中止のおかげで、自分はTeam Typhoon #09(1997年に本番で飛べなかった日大NASGの瀬尾パイロットのリベンジを果たすべく結成されたOBチーム、Sakuzo VI / Team Typhoon #09 プチ同窓会参照)に参加する機会に恵まれたとも言えるわけで、ちょっと複雑な想いがあります。人生万事塞翁が馬。
ともあれ、今年が鳥コン出場のラストチャンスだった(はずの)皆さんには特に、ニーバーの祈りを捧げます。
God, grant me the serenity to accept the things I cannot change,
courage to change the things I can,
and wisdom to know the difference.