小休止のすすめ
著
著者がヒロミと藤田 晋氏という異色?の組み合わせが個人的に気になった『小休止のすすめ』について。自分は全くと言ってよいほどテレビを見ないものだから、ヒロミが10年間のブランクを経てブレイクしていたなんてことも、また彼がトレーニングジムを経営していたことも全然知らなくて。ただ自分は過去に何度か書いているけど、休むこと、メリハリをつけることが下手なほうだという認識があるので(だからこそ息子には口酸っぱくその重要性を伝えているつもり)、何かためになることが書いてないかしら、と思ったのが購入動機。
変わるのが難しいと感じたら、小休止を取ればいい。別の世界に身を置くと、小さなことにこだわっている自分が客観的に見えてくる。
これはヒロミの言葉だけれど、まさに自分にも小休止が必要だなと。普段、取れているような小休止ではなく、もう少し長めの小休止が。もっとも、諸事情から今すぐ取るわけにはいかなくて、あくまで数年以内には......という心づもりでいるけれど。なかなかこう、同じ環境に身を置き続けていると、それが災いしていろいろ客観的に見えにくくなるというのは実感がありますからね。
しがみつこうとしている場を手放すことで、必ず再起につながる次の何かを掴むことができる。そのとき引き際を汚さなかったあなたには、必ず支えてくれる人が現れる。
何事もこだわり過ぎないことが肝要だなと、この歳にして思うようになりました。それは何であっても社会的立場についてもそうで、しがみつこうとした途端に悲劇が始まる予感のようなものすら覚えるようになっていて。なので、人の目にはどう映っているか知らないけれど、極力、何にも・誰にもしがみつこうとしない強さ(自由度とも言えるかも)を手に入れ続けなければと思って(焦って?)います。そのうえで、ヒロミが説くように「次の何か」を手に入れたり「支えてくれる人」が現れてくれたら、ありがたい。
体調が悪いと疲れやすくなり、疲れているので運動しなくなり、運動不足で体調が悪くなる。この負のループは、仕事とも連動していきます。
......わかりみが深い。