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APFSとmacOSのアップデート

起動ディスクをSSDに変更してからというもの、快適に動いてくれていた母艦のMac mini(Late 2012)ですけど、不思議な事象があって、それはmacOSを10.14.2からアップデートできずにいたこと。10.14.3リリース後、システム環境設定の「ソフトウェアアップデート」で何度確認しても、アップデート対象にも関わらず「このMacは最新の状態です」と表示されてしまう。原因がよく分からないながらも手動でアップデートさせようと、10.14.3のアップデータをダウンロードのうえ実行したら、あらびっくり。APFSでないからアップデートできないとのエラーで先に進めない。

どうも自分が無知だっただけで、世のmacのファイルシステムの標準はもはや、Mac OS拡張ではなくAPFSだったのですね。2016年のEngadgetの記事、アップルの新ファイルシステムAPFS発表。暗号化でプライバシー重視、SSD最適化や耐クラッシュなどから:

APFSはアップルが約20年ぶりに刷新する独自ファイルシステム。フラッシュメモリ最適化やナノセコンド単位のタイムスタンプなどモダンな仕様を備えるほか、設計の根本にセキュリティとプライバシーを掲げ、強力な暗号化をサポートします。

にも関わらず、SSDを増設しフォーマットした際にAPFSを選択しなかったツケが、急に顕在化した格好。ちなみにディスクのクローニングには定番のCCCを使用したのですけど、Carbon Copy ClonerとAPFSについて知っておくべきことというページにしっかりHDDで最初にHigh Sierraにアップグレードして、その後SSDにクローンした場合、SSDはAPFSに変換されますか?という問いにいいえ。HDDもSSDも自動的にはAPFSに変換されません。とありました。

でまぁ、仕方ないので使っていなかったHDDにSSDをCCCでクローニング、起動ディスクをそちらに変更したのち、SSDをAPFSでフォーマット(フォーマットの種別については【Mac】フォーマット形式や方式の特徴まとめ。APFS導入により選択肢が増えた。 - りんごびとがわかりやすいです)、HDDの中身をSSDにクローニング......という想像しただけで面倒すぎて死にそうな作業をしました。無事、10.14.3にシステム環境設定からアップデートできたので、まぁ良かったんですけどね。無知はおそろしい。

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