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商業弾道宇宙飛行、いよいよスタートに近づく

Virgin Galactic社がつい最近行った試験飛行で、彼らの旅客機・VSS Unityが高度80kmへの弾道飛行に成功(Richard Branson Welcomes Astronauts Home from Virgin Galactic's Historic First Spaceflight)したことが、ちょっとした話題になっています。果たしてその到達高度で宇宙飛行と呼べるのか? というのが論点らしく、FAIで宇宙の定義が見直されつつある状況と相まって、ややこしいというか面倒臭い感じになっています。その辺りの事情については、高度100キロメートルに到達しなくてもスペースシップ2が「宇宙に行った」と言える理由(秋山文野) - 個人 - Yahoo!ニュースに素晴らしくまとまっているので是非。

個人的には弾道宇宙飛行への興味......というか熱意を失って久しく、宇宙の定義が80kmから先であれ100kmから先であれ、割とどうでも良いです。南極とかバイコヌールまで行く費用、つまり100万円くらいにまで値段が下がりでもしない限り、魅力を感じることはもう無い。ただ自分がSpace Adventures社のSuborbital Spaceflightをキャンセルしてから実に10年もの月日が流れ、ようやくスタートの目処が立った事実については、感慨深いものがあります。10年ですよ、10年。盛り上がったのはもっと前だけれど、当時弾道宇宙飛行に大枚をはたいた中には、既にこの世を去ってしまった方もいらっしゃるんじゃないの。

ていうか、いつの間にかSpace Adventures社はしれっと? Suborbitalの看板を外してたんだな。全く気づいてませんでした。然もありなん、とは感じるものの、ISSに観光客を数度送り込んで以来すっかり鳴かず飛ばずだよなぁ......月周回旅行という派手な看板をぶら下げてはいるけど、それとて今やSpaceXのほうが認知度高そうだし。まぁ、担ぐ神輿を見誤るといろいろ大変だ、という教訓にさせていただきますけど(謎

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