CSUN 2018 1日目
著
米国時間の3月20日、CSUN 2018の参加初日の覚え書き。17時半から始まるKeynote Addressの直前にCheck-Inを済ませればいいか、と思い直前までホテルの自室に引きこもるつもりだったんですが、その1時間前にはカウンターが閉まってしまうというので、少し早めに会場に移動。無事にCheck-Inしてからしばし会場近くでノートPCに向かい、始まる直前にトールモカを買い込んで、いざKeynote Addressへ。
例年、アメリカ到着直後というタイミングと相まって英語を聞き取るのがなかなか苦しいのだけど、今年のDaniel Goldstein氏の話はなかなか面白かったです。内容が比較的Webに寄っていたというのもあるけど、途中で宇宙開発の歴史を引き合いに出し、フォン・ブラウン氏がV2を飛ばしてからアポロが月面に着陸するまでより長くこのCSUNカンファレンスは続いているのに、いまだアクセシビリティの確保が不十分な有り様は一体何なのか？ みたいな煽りがとても良かったというか。
そこで改めて考えさせられたのは、Twitterでも呟いたけど、アクセシブルな製品やサービスを作ることが経済合理的であり結果的に市場でも支持される（非アクセシブルな製品やサービスが淘汰される）ようになるために必要な施策とは何か？ ということ。多様性の意義とか価値が広く社会に浸透することで、そういう市場原理が自ずと機能することを期待というか楽観していた気がするけど、それを待っていては遅すぎるかもしれなくて、となるとやはり法律の出番ということになるか......みたいな考えに行き着き、微妙に暗澹たる気持ちに。
ちなみに夕食はRamen Yamadayaで麺活、の後にKarl Strauss Brewery & Restaurantで締めのビールをいただきました。お姉さんが最後にテイスティングに持ってきてくれたIPAが美味しかったです。Pintail Pale Aleだったかな？
@kazuhitoは、木達一仁の個人サイトです。主に宇宙開発や人力飛行機、Webデザイン全般に興味があります。Apple製品と麺類とコーヒーが好きです。南極には何度でも行きたい。アクセシビリティおじさんとしてのスローガンは「Webアクセシビリティ・ファースト」。