息子の中学受験が終了
著
首都圏で中学受験がピークを迎えるその初日が今日だったのですけど、驚くべきことに息子は見事、第一志望校に合格!!明日以降の受験はすべてキャンセルという運びになりました。最近の合格発表ってWebで確認するのですけど(ラーメン屋からiPhoneでアクセスしましたw)、本当に我が目を疑うくらい驚きましたね。なにせ過去の四谷大塚の合不合判定テストで、一度も合格率80%圏内に届いたことのない学校に合格したわけですから(注:いわゆる御三家のような超難関校では、決してない)。
いやもちろん、彼のこれまでの努力は認めていますし誇らしくも思っていますが、かつて中学受験に全敗した父親の存在をこうも簡単に超えてしまうのかと思うと、ただ驚きしかない。昨年末を思い返すに、受験勉強に勤しむ彼や嫁さんを日本に置いて一人、バイコヌール宇宙基地打ち上げ見学ツアーに出かけたりしてしまったのに(本当に駄目な父親だ)、よくぞ最後まで腐らずに粘り強く奮闘したなと......ラーメン屋を出て、すぐと電話をかけて直接労をねぎらったり、千葉の実家に連絡を入れるなどしました。
朝、受験会場に向け彼が家を出るのを見送る際に話したのは、模試は本番のつもりで、本番は模試のつもりで。それと難しいと思う問題は周りも難しいと思ってるはずだから、最後まで焦らず落ち着いて......ということだけだったんですが、帰宅して合格後の彼に(そして僕自身に対しても)話したこと:
- 努力が必ずしも報われるとは限らないけれど、努力しない限り報われる可能性は無い。その前提において重要なのは「どのように」努力するかであり、それはつまり時間の使い方が極めて大事だということ。公平に与えられた時間を生かすも殺すも自分次第、そういうことを中学受験を通じて学べたのではないか。
- 飛ぶ前のハードルと飛んだ後のハードルって、高さが違って見える(いったん飛んでしまえば飛ぶ前よりも低く見える)かもしれないけど、実際ハードルの高さは変わっていないはずであって、飛べた事実はしっかり自信にしていいんだよ、ということ。常に上には上がいるものだから、自信過剰になっても困りものだけど。
- 塾の壮行会で「受験が人生の全てではない」みたいな話を先生から聞かされてたらしいけど、それって決して受験に失敗した人だけを想定した言葉ではなく、成功した人もまた胸に刻んでおかなければいけない言葉だよね、ということ。中高一貫教育はあくまで目的ではなく手段、もっと先にある「やりたいこと」こそが目的であり、そもそも勉強は生きてる限り常に必要なんだよということ。
[ 2018-02-02 追記 ] 学校のWebサイトに掲載された受験者数と合格者数によれば、実質倍率は2.63倍だった模様(昨年の同じ回の2.40倍より若干上昇)。いやホントよく頑張りましたね......。