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東京タラレバ娘(9)

東京タラレバ娘の最終巻、第9巻が出ていたので買いました。前の巻で既にあまり面白みを感じなくなってしまっていたから、正直どうしようかなと思いましたが。たまたま、全額ポイントで賄えるタイミングだったのと、やっぱり(アマゾンのレビューではやや酷評されていたけれど)最後まで読んでおこうと思ったので。

先にその酷評を目にしてしまっていたせいか、逆に自分はそれど酷い終わり方だとは思いませんでした。すごい陳腐な終わり方ではある......と思うし、どちらかと言えばKEYより断然早坂に自己投影してしまうので、そういう意味での辛さもある。けれど、ようやくKEYの本音が、内情が吐露されたことで、割とすっきりした印象もあって。

「人間はいつか死んでしまう」「愚痴ってるヒマなんてない」「今日という一日がどれだけ大事か」......いずれもやはり、最愛の人を早くに亡くしたKEYにとって、おそらく日常的に意識している(意識せざるを得ない?)厳然たる事実。

幸いにして、身近な人を失った経験はまだないけれど、そういう時間感覚というか価値観、自分も昔からあります。そしてそれは、Steve Jobs氏が亡くなったことをきっかけに一層、強化された気がする(KEYほどではないにせよ)。なので、幸せの何たるかだの、女子会の回数の多寡だのはさておいて、KEYの生き方にだけはすごく共感できたというか(これから倫子の影響を受けて変わっていくにせよ)。

うーんしかし早坂、物分かりが良すぎるし「いい人」過ぎる......彼は彼で納得のいく人生を送ってほしい。

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