@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

CSSConf.Asia Singapore 2016

CSSConf.Asia会場入り口

シンガポール弾丸ツアー(前編)シンガポール弾丸ツアー(後編)の補足。シンガポールを訪れた動機の一つは今年のCSSConf.Asiaに参加することだったのですけど、記憶を遡れば、行きたいと思ったきっかけは多分1000ch氏の参加レポート:

長く会社を休むわけにはいかなかったので、僕はJSの方には今年参加しなかったわけですが、来年以降に機会があれば是非JSConf.Asiaにも参加してみたいですね。だって最早、CSSとかJSっていう分類に大した意味を見出せないんだもの。実際、今年のCSSConf.Asiaのセッションで、JSの話が一切出なかったかといえばそんなこと無かったし、アクセシビリティへの言及も結構あったし、もう「Frontend」とかで一括りにした方が良くない?って思ったから。とにかくCSSに限らず、さまざまなトピックについてお話を聞けたのは、良い意味で裏切られた感。

会場のCapitol Theatreは、まさに劇場らしいつくりでした。前から1/3ほどのエリアには、6〜7席ほど椅子が配された丸テーブルが並んでいて、その後ろの1/3には映画館とか大学の講堂みたいな席(個々に収納式の小さなテーブルはついている)が並び、一番後ろの1/3は立見エリアみたいなセッティング。当然JSの方はどうだったか知らないけど、今年のCSSConf.Asiaの参加者数、満席に程遠かったようです。個人的には人が多いの苦手だし、座席に余裕があるのは嬉しかったけど。果たして、日本からの参加者は僕だけだっただろうか? 顔を見ただけではどこから来てるかさっぱりだし、積極的に参加者に声をかけるようなこともしませんでしたが。日本と時差が1時間だけだから、身体的に欧米のカンファレンスなどに参加するより楽だし、もっと日本から参加者がいてもいいのにと思ったり、思わなかったり......英語に抵抗感がなければ。

セッションの動画はそのうちYouTubeに全部公開されるかもしれませんが(既に幾つかCSSConf.Asia 2016 - YouTubeに上がり始めている)、印象に残ったものを挙げるなら、まずはMake websites, not apps。そもそもここで言うWebサイトとは、アプリとはみたいな定義がしっかり語られないまま進んだのでモヤモヤしたけど、しかし主張自体は概ね賛同できたというか。あとは何と言っても、CSS Variables: var(--subtitle)ね。Lea Verou氏を生で拝んだのは初めてだったけど、実にスマートな内容&スタイルのプレゼンで、圧倒されました&刺激を受けました。途中、チョコレートアイスクリーム使いすぎだなと思ったけど(謎)、イベントの最後を飾るに相応しい素敵なセッションだったなぁ。

興味深かったのは、セッションごとに最後にある質疑応答で、あまり質問が出なかったこと。これには進行役のお二人も苦労されていたようで、頑張って盛り上げようとしたり、自ら質問をしたりしていました。考えてみればアジアからの参加者が大半を占めるWeb系カンファレンスというのは今回がおそらく初めてだったので、そういう日本にも似た傾向の地域性?がちょっと意外だったというか、質問しないとスピーカーに失礼とばかりの勢いで手が上がることの多い、過去に欧米で参加したカンファレンスとの違いを強く感じました。

現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2016年12月 > CSSConf.Asia Singapore 2016
Google カスタム検索を利用しています