Space Shuttle Endeavourとご対面

2013年3月31日 著

時系列的にはだいぶおかしいのだけれど、月が変わってしまう前に、CSUN 2013に参加した帰路の寄り道について覚え書きしておきたい。San Diegoまで/からの直行便が運行されているわけで（折しもB787の不具合の件の影響を受け数こそ減らされていたものの）、そうする必要が絶対にあったわけではないにせよ、しかしSan Diegoまで来た以上、California Science Centerに展示されているSpace Shuttle Endeavourを見ずして日本に帰るわけには行きますまい。

そういうわけで3月2日の早朝、6時40分発のアラスカ航空AS5308便でサンディエゴ国際空港（SAN）からロサンゼルス国際空港（LAX）へ。LAXに向かう便は全てCommutor Terminalからだ、というのを知らなくて、ちょっと戸惑いましたが。LAXに着いて、その日の宿のRadisson at USC, Los Angelesまではタクシーで移動、$52。かなり早い時間に着いたけれど幸いチェックインすることができ、自室で小休止してからいよいよ徒歩でCalifornia Science Centerへ（Centerから最も近くてまともそうな宿がRadissonでした）。ほぼ開館と同時に入れたと思いますが、土曜の休日だけに懸念していたTimed Ticketは、当日購入でも全然余裕でしたね。

Endeavourに会うことが一番の目的だったのですけど、館内の展示のコース的にはやはり、いきなりご対面できるのではなく、関連の展示を一通り見てからというようにルートが設計されていました。その展示で一番感激したのはタイヤかなぁ......一番最後のフライト（STS-134）のときに使用されたタイヤが、見学者が触っても良いように展示されていたという。当然、既に相当手あかにまみれているとは思うけれど、思う存分触ってきました（なんて書くと変態みたいだけど実際そうだから仕方がない）。少し迷った挙げ句にシミュレーター体験はスルーして、いよいよEndeavour実機とご対面。うわあああ！！！

地球と宇宙とを何往復もし地球を何周回もしてきた乗り物が、自室で飾っている大人の超合金 スペースシャトル エンデバー号の実物が、今自分の目の前にある。その事実に圧倒され、展示会場に入ってしばらくは動けなくなりました。謎の呪縛が解けてから、ようやく機体の周りをぐるぐるし始めたのだけれど......裕に1時間以上はそこで時間を費やしたかな。もちろん写真は撮りまくったし（自分とのツー？ショットも撮っていただいた）、ただぼーっと機体を眺めつつ物思いに耽ったりしながら。やはり宇宙まで往還してきた一点において、過去何度かSmithsonian National Air and Space Museumで目にしていたEnterpriseと迫力、感動が違いましたね。将来的には打上げ時の状態を再現して展示される予定であり、そうなったらまた是非とも見学に訪れようと固く決意しつつ、会場を後にしたのでした。なお、写真はSan Diego & Los Angeles 2013 - a set on Flickrにまとめてあります。