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第4回宇宙総合学研究ユニットシンポジウム

ただでさえ仕事が多忙を極めるこの時期に東北地方太平洋沖地震が発生、以来、なかなかこの覚え書きを更新するだけの時間的、精神的余裕を持つことができませんでした。それでも、放置すればするほど再開が難しくなってしまうし、むしろ積極的に日常を「取り戻す」ためにも、覚え書きをしておきたいと思いました。

少し前のことですが、3月5〜6日に京都大学宇治キャンパス宇治おうばくプラザのきはだホールで開催された、第4回宇宙総合学研究ユニットシンポジウムに参加しました。宇宙総合学研究ユニットシンポジウムは、昨年の第3回のときに初めて参加。そのとき各セッションの面白さ・素晴らしさに魅了され、今回もはるばる京都まで出向いて直接参加しようと、かねてより心に決めていた(&嫁さんの了解を得ていた)のです。もっとも、なかなか直前まで公式なアナウンスがなされず、実行委員でいらっしゃる礒部先生@isobehiroaki)を若干急かしてしまったりもしたのですけど。

開催前日の3月4日の晩、職場近くの乗り場から、さくら観光のSAKURA Express 関東→関西 スタンダード便に乗車。出発はほぼ定刻の23時半でした。昨年に乗った夜行バスほど狭苦しさを感じない乗り心地で、ある程度は睡眠も取れた感じ。京都駅の南口側にも定刻の朝6時45分頃に到着したと思います。そそくさと北口側に移動し、まずは京都タワー大浴場へ。やはり長時間のバス移動の後に入る熱めのお風呂(そして「ザ・昭和」な感じのインテリア)は最高でした。しっかり身体をほぐした後は、スターバックス京都タワー店で朝食。なぜかソファ席が無くなってしまっていたのが残念でした。ここまではまったくもって前回と同じ行動パターンで、そこから再び京都駅に戻り、奈良線に乗って黄檗駅へ。車内はガラガラだったけど、向かいに女のコが7、8人ぐらいすごく楽しそうに乗ってたな。あれは卒業旅行か何かだったのだろうか。

黄檗駅から10分ほど歩いてきはだホールに到着。礒部先生や昨年もこのシンポジウムでお会いした@tohka383さんとご挨拶して、その後に気づいたのですけど、実は開始時刻を勘違いしていました。シンポジウムのページの概要には両日とも9-18時頃までとあったから、てっきり9時からと思っていたのに、プログラムには実は9時半受付開始で10時からだったという。電車に乗ったときは、本数の少なさに山手線感覚でいたら危なかった、ギリギリセーフ!とか思っていたのに、全然余裕でしたね。とはいえ、Ustreamの配信を今年もさせていただくつもりでいたので、一足先に会場に入らせていただいて機材のセットアップを開始。アカウントを手配していただいていたにもかかわらず、学内ネットワークにはなかなか接続できず、仕方なくイー・モバイルでネットに接続。あっという間に10時を迎えてしまったところでさらに問題発生。なんと、音声が配信されないのです。ただでさえ画素数の少ないUSBカメラを使っており音声が比較的メインの中継と考えていたので、これは大いに想定外&ショック。午前中のプログラムそっちのけでトラブルシュートを続けるも、全く埒があきません。

昼休みになって、食事も取らずにそのまま調査続行。確かに、昨年のときとは違う型のMacBook Proを持ち込んでいるとはいえ、やっていることは同じハズ……で、Ustreamにお詳しいガクさんがSkypeにログインしていたので、質問させていただきました。ガクさんのほうでも思い当たる節は無かったものの、ブラウザの相性の問題が疑わしいから、Ustream Producerを使ってみては?とのアドバイスをいただきました。そちらに配信元を切り替えたところ、音声も流れ始めたことを確認!!やれやれ。ガクさん、ありがとうございました。

で、ようやくUstreamの配信が安定化できたのに、今度は自分の体調がみるみる悪化。午前中から寒気がしてコートを着たまま会場にいたのですけど、ついに関節痛が始まってしまい、あーこりゃ熱が出始めたな、と。ずっと楽しみにしてきたシンポジウムだけに、途中退席して病院に行くことを考えもしたものの、iPhoneで調べた限り既に病院も薬局もお休み。まぁ土曜の夕方ともなればさもありなん。翌週の仕事には絶対に影響させたくなかったので、やむを得ずその日のうちに東京へ帰ることを決意。奈良線の車内から、予約をしていたカプセルホテルの9hにキャンセルの連絡。東京に向かう新幹線の車内では声を出さないよう関節痛にひたすら耐えてましたが、長い2時間半だったな……東京駅から京浜東北線に乗り換えた後は、立ってるのも辛いほどでホント参りました。

やっとの思いで自宅にたどりつき、そのまま翌日曜日もずっと寝ていたのですが、それでも完治できず、結局月曜になって近所の内科医にかかる羽目に。そんなわけで、まったくと言ってよいほど今回のシンポジウムは楽しめなかったし、またUstream中継を見てくださっていた方にご迷惑をおかけしてしまって、大変残念かつ申し訳なかったです。もっともUstream中継については、2日目には別の方が名乗り出て実施されたようで、その点は良かったのですが。詳細はTogetter - 「【人類はなぜ宇宙へ行くのか】第4回宇宙ユニットシンポジウム@宇治2011(京都大学)#USSS4」あたりを読んでいただければ。とはいえ今回に懲りずまた来年、可能であれば現地参加したいと思っています。宇宙開発への人文学的アプローチはなお自分にとって興味深いテーマであり、宇宙生物学と並んで(仕事とは全く別の次元で)追求し続けたい分野だからです。

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