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STS-133 Discovery最後の打上げ

昨日の朝のことですが、STS-133ミッションの打上げがありました。もとはといえば昨年11月1日に打上げが予定されていたのですけど、その後OMSポッドからのヘリウムガス漏れやらSSME制御装置のバックアップ異常やら天候不良やらETの断熱材に発見されたクラックやらでズルズルと延期されてきたものです。その最中にクルーの交代(ティモシー・コプラ宇宙飛行士が自転車事故により負傷、スティーブ・ボーエン宇宙飛行士が交代要員として任命)なんてイベントもありました。何か悪いものに取り憑かれているのでは?と思えてしまうほどの状況ではあったのですけど、結果的には日本時間2月25日午前6時53分に打ち上げられ、雲一つない青空のなかを順調に駆け上っていきましたね。

とはいえ、打上げ直前に地上局のコンピュータに不具合が発生したとかでカウントダウンがストップ、なかなか再開されないままウィンドウが閉じてしまうかもしれない状況が発生。Spacevidcastで中継を見ていた僕はかなりヤキモキさせられつつも、打ち上げられる可能性を信じて(その時点ではまだ起きていなかった)息子を起こして顔を洗わせたりしました。息子とともにiMacの前に陣取ってほどなくカウントダウン再開......ほっ。そのまま打上げからMECO、ET分離までを見届けてから出社の準備に取りかかるなどしました。途中、はっきりと映像のなかで視認できたほどの大きさで剥離した断熱材?が落下していく様が気になりましたけど、大丈夫かしら?まぁ、今回を含めて残りあと3回しかないスペースシャトルの打上げ、中継映像とはいえ息子に見せることが出来たのはラッキーでした。

STS-133ミッションのオービターはDiscovery。これは僕が昨年現地にまで打上げを見に行った、山崎直子宇宙飛行士の搭乗したオービターでもあります。そういう意味では、現存する他のオービターよりも個人的に思い入れのある機体ですが、そんなDiscoveryにとっては今回が最後のミッション。クルー全員の無事とともに、ミッションの成功を祈念しています。

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