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nmbdプロセスを巡るあれこれ

会社支給で使っているMacBook Proにて、社内LANに接続する都度nmbdプロセスがCPUリソースを激しく消費し始め、かつその状態が継続してしまう事象が、しばらく前から続いていました。その状態になるとCPU負荷は70%を超え、CPU温度も70度以上に達し、内蔵のファンは唸りを上げてフル回転。業務上に直接の支障はないものの、ハードウェア寿命に悪影響を及ぼす可能性はあり、少なくとも精神衛生上よろしくない感じ。状況的には、Apple - Support - Discussions - nmbd process using up 80+% of my CPUのページにある内容と酷似していました。コンソールでlog.nmbdを覗いてみると、以下のような内容が繰り返し記録されています:

[2009/10/26 12:06:07, 0, pid=28454]
/SourceCache/samba/samba-187.9/samba/source/lib/charcnv.c:init_iconv(159) init_iconv: Conversion from UTF-16LE to 932 not supported
[2009/10/26 12:06:07, 0, pid=28454]
/SourceCache/samba/samba-187.9/samba/source/lib/charcnv.c:init_iconv(167) init_iconv: Attempting to replace with conversion from UTF-16LE to ASCII

Sambaには全然詳しくないので、上記のログを見たからといって何か解決策が浮かぶわけでもなく。ふとApple - Support - Discussions - Samba problem - Win XP can't see shared folders on Mac.にある情報を参考に、/private/var/db/samba/secrets.tbdをリネーム(いきなり削除するのもアレなんで)してみたものの効果なし。あいにく、自分と同じバージョンのLeopardをMacBook Proで使っている同僚はおろか、社内全体でも同様の事象が確認されていないらしく、最悪OSのインストールから環境を再構築するしかないかなぁ、と思っていました。ところが昨日になって、いきなり問題が解決できてしまいました。

きっかけは、Parallels Desktopを4から5にバージョンアップしたところ、動作速度がかなり改善されていて(むしろ今までが遅過ぎた?)、その体感的な差異に感動したこと。Mac上でWindowsを動かすのがこれだけラクになるのなら、懸案のnmbdプロセス問題が解決したらもっと気持ちイイだろうに、と思ったんですね。そこで改めて調べ始めたところ、今度はNabble - Samba - General - nmbd Hogging CPU on Mac OSX (10.5.4)というリソースが目に止まりました。そのページの末尾にある、gencache.tdb is corrupt, delete /var/samba/gencache.tdb.の一文が気になって実行(とはいえ例によって削除ではなくリネーム)したところ、ビンゴ!!あれよあれよという間に(社内LANへの接続を切り離した瞬間と同様)CPU負荷が下がったのでした。教訓としてはベタですが、何事も諦めたらそこで終わるってことで(謎

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