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筑波宇宙センター 特別公開

横倒しに置かれたH-IIロケット

今年4月18日の春の公開に続いて、今日は秋の筑波宇宙センター特別公開に息子と二人、行って来ました。前回の反省を踏まえ、頑張って朝の8時過ぎには家を出発。つくばエクスプレス経由で、10時頃には到着できたと思います。というのも、10時15分から始まるイベント「ヒューストンからライブ中継! 〜野口宇宙飛行士、山崎宇宙飛行士のメッセージ〜」には、なんとしても間に合いたかったのでした。まぁ、メイン会場の宇宙実験棟まで行くには時間的余裕がなかったので、総合開発推進棟のサブ会場で視聴することになったのですけど。

野口さんはあと1、2週間もするとロシアに向かうそうで、次に山崎さんとのツーショットが見れるのは軌道上の国際宇宙ステーション内になるかもしれないと思うと、ちょっと感慨深い。質疑応答の時間では野口宇宙飛行士の受け答えが素晴らしかったです。ただ単に質問に答えるのでなしに、個々の質問者に対してしっかり言葉をかけていたというか。遠くから来たという人にはしっかりその点に対して感謝の言葉を述べたり、フライトスーツを着た女の子にはカッコいいねと褒めてあげたり。宇宙で何を一番恋しく思いますか?的質問に対し、宇宙ではお酒が禁止されていて云々と発言したあたりも、実に野口さんらしいなぁと感じました。

その後、宇宙実験棟に移動して、11時半から有田さんの講演「日本最大・最強のロケット「H-IIB」について」を拝聴しました。4年間というクレイジーな開発期間の短さの理由は、コア機体開発と試験機の製造を並行して進めたことにあるとのこと。開発においてはHTV用フェアリングに苦労したというのが意外でした(テストで2回ほど意図せぬ箇所が壊れたらしい)。エンジンのクラスタ化周りで困難は無かったのかな?と思っていたら他の人がそういう質問をしてくれて、答えとしては予想していたよりは苦労しなかったらしい。クラスタ化で懸念される事項を設計時点で十分踏まえた成果、なのかしら。終了後にちょこっとご挨拶したのですけど(その節はお世話になりました)、先月の打上げ時は(そしておそらく今後の打上げにおいても)ブロックハウス内で臨んだそうで、お疲れ様でしたー。

宇宙実験棟の1階で売っていたおにぎりで簡単な昼食を済ませたあとは、「きぼう」運用管制室を見学。春の特別公開では1時間待ちという長蛇の列に諦めていた施設なんですが、今日はなぜかアッサリ見学できましたw さらに続けて、同じく春に訪れていない無重量環境試験棟、宇宙飛行士養成棟を見学。あいにくミニツアーには参加できなかったので、次回(来年4/17)は是非とも参加したい!無重量環境試験では、過度の緊張感を和ませるために宇宙飛行士に一発ギャグを求める慣習があるそうで、若田さんの「リンゴが溺れている、あっぷあっぷ」には皆リアクションが取れなかったという逸話が面白かったです。そして帰りしな、広報・情報棟のなかのショップに立ち寄り、安さに惹かれて「アース・ライト〜輝かしき地球〜」とかいうDVDを衝動買いしてミッション終了。16時前には帰宅できました。関係者の皆さま、ありがとうございました&お疲れ様でした。

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