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向こう5年以内に参加したい宇宙関係ツアー

HTV/H-IIBロケットの打上げ見学に向けてあれこれ思案したりしている最中ではありますが、やっぱりいずれは自ら宇宙空間と定義される高度100km以上の高みにまで到達をし、視界に収められる限り目一杯、青い地球を眺めてみたいものだと思い続けています。その点は、昨年にSpace Adventures社のSuborbital Spaceflightをキャンセルした頃と変わりありません。変化があったとすれば、勤務先のお膳立てなり社長のご厚意なんかに一切頼ることなく、行きたければ自分でなんとかするしかないという、ごく当たり前の認識を新たにしたことでしょうか。果たして宇宙弾道飛行ビジネスが文字通り軌道に乗るのか、さらには僕のような庶民の手が届く程度にまで高度100km行きの切符の値段が下がるのか、正直わかりませんが。少し前にTwitterで

僕のような金も才能もないいち個人が宇宙に行けるようにするには、かつてのフォン・ブラウンよろしく「悪魔と手を結んででも」、有人宇宙飛行を推進する人や環境、ひいては世界を盛り上げて、拡大させ、自分自身をインクルードさせていかなければいけないんだ!!

なんてつぶやいてみたりもしましたけど、結局のところ前向きに、自分が自分に「今」できることは何かを考え、地道に実践するしかないんだよなぁ。その一つには間違いなくお金を貯めることがあるだろうし、体力を維持・向上させる努力だって必要(今や年齢的なことを考えれば、自分の身体は最優先の投資対象となりつつある)。そして夢は一足飛びにかなうものではない以上、やはりその実現に向け確実なステップを刻み続けたい。刻み続けることでしか、仮に道半ばにして夢を諦めざるを得ない状況が生じてしまったとき、常に自分は考えうる最上の選択をし続けたと言い切れない(=後悔の念を最小化できない)。

とはいえ、じゃぁ具体的にどう刻むかとなると、それはそれで難しいのですが、少しでも宇宙に近づくという意味で、まずはZero G Corporationの提供する微小重力体験に参加したい。かのHawking博士やGoogleのSergey Brin氏といった著名人も体験済みで、気になるお値段は$4,950 + 5%税。今年は無理でも来年あたりにチャレンジできるんじゃないかなぁと思っています。あとはSpace Shuttleの打上げ見学。10年以上前に一度見てはいるけれど、その退役を前にもう一度見に行けたらいいな、なんて。延期された場合には単なるKSC見学ツアーになるけれど、コスト的には微小重力体験よりもかからないハズ。さらには向こう5年以内に

といった会社の提供している、宇宙関連ツアーにいくつか参加してみたいものです。たとえばいまだ未踏の地・ロシアはBaikonur基地でのSoyuz打上げ見学。Space Travellersの値段だと、星の街の見学とかもろもろ含めて約€6,000。Country of Tourismのほうだと星の街なんかは見れないぽいけど約€2,800......うーむ。Rusadventuresでは$4,600、まぁそれなりにかかっちゃうものですね(それで延期されたら相当に泣ける)。そして究極はMIG-29の搭乗体験。これに参加すると高度22km、国際線旅客機の倍以上の高さにまで上がれます。Space Travellersでの表示値段はおよそ$33,000。違う機種のMIGではあるけど、同じようなツアーに日本から参加した方の体験談がフォートラベルで読めるのですが、楽しそう(操縦桿を握らせてくれるとは)。

......仮に全部に参加できたとして、それにかかるコストを合算しただけで軽く目眩が。まぁでも、すべてのツアーに参加した頃には弾道飛行の値段がうんと下がってたり、あるいは新たに軌道飛行のツアーが(現在の弾道飛行と同じくらいの値段で)提供開始されてたりしたら素敵!!などと楽観的に期待することにして、まずは働くべし。ぬこさんのように、無職生活を目指すのではなく、宇宙を目指して :-)

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