Re: 記念飛行報告
著
掲載からちょっと日が経ってしまったけれど、今年も一度だけとはいえ試験飛行を見学させていただいたいちOBとして、記念飛行報告に言及しておきます。
この記念飛行でわたしたち25代(3年生)は引退です.鳥コンに参加できなかったばかりか,挑戦すらさせてもらえなかったのは無念でなりません.琵琶湖のあの風,あの熱気,あの高揚感をもう一度味わいたかったです.去年の夏先輩方を送り出してから,わたしはあのひとときを過ごすために1年間活動してきたといっても過言ではありません.それを叶えることができなかったのは本当に残念です.
(気象条件に因らない)大会の休止という事態に直面した25代の皆さんは、言葉に表現できないほどの無念さ・残念さを感じたことでしょうし、にもかかわらず例年と同じかむしろ若干早いぐらい?のペースで機体を完成させ、試験飛行を繰り返したことは賞賛に値すると思います。お疲れさまでした。
しかし、2009年鳥人間コンテスト休止を受けてという記事を改めて読み返すと、そこには活動方針として2つ挙げられていて、26代(現1年)にノウハウを引き継ぐ
、記念飛行については機体の破損しないようなものを行って機体を保存し,2010年の鳥人間コンテストに向けた活動に役立てる
、とあります。無事に記念飛行を終えられたいま、後者はさておき、前者に類する取り組みがどの程度の精度をもって実行に移された(もしくは今現在「移されている」)のか、が少し気がかりです。
また、25代の皆さんに対する僕の個人的な期待として、例年よりなお一層着実な機体性能の改善とその総括、伝承がありました。果たして前年の機体より各種性能はどの程度改善されたのか?その定量/定性評価は既に完了しているのか?そうした評価に対する十分な考察と、更なる改善に向けた施策案等は26代の皆さんにうまく伝えられているのか?といった点も、気になっています。いずれまた、OB向けの報告会が催されるらしいことは耳にしていますから、(記念飛行の完了のみならず)そうした点も含め良い報告を聞かせていただけることを楽しみにしている今日この頃です。