NHKスペシャル 宇宙飛行士はこうして生まれた
著
かねてより楽しみにしていた番組、NHKスペシャル 宇宙飛行士はこうして生まれた 〜密着・最終選抜試験〜を見ました。ビデオ録画していたけど、やはりリアルタイムでも見たくて見ていたら、本当は寝る時間の息子も、彼を寝かしつけるはずの嫁さんも気になったらしく、結局3人で最後まで見てしまったという。時間的な制約ゆえででしょうか、最終選抜まで残った10人全員に対し均等にフォーカスしてはいなかったけれど、でもやっぱり面白かったです。冒頭、リーダーなりコマンダーを取りたいっていう発言があったけど、そこが今回の選抜の肝だったのかしら。番組構成的には、宇宙飛行士に求められる5つの資質ごとに、試験(主には閉鎖環境適応訓練設備内)の模様を引き合いに出す感じ:
- リーダーシップ
- 5人一組になって、心を癒すロボットをマインドストームで12時間以内に作る、という課題。煮詰まったときに誰がどう前進させるか、というあたりを注目していたとか。
- ストレス耐性
- 折り紙で鶴を折る課題。単純作業から生ずる疲労度、またそれに対する耐性をチェック。
- 場を和ませる力
- 「特技で仲間を楽しませよ」との指令。うーん、自分だと何ができるだろう。とりあえず舌の上で風船作って飛ばせるけど?(違う
- 緊急対応力
- ロボットの改善を1時間以内に、といった指示に対してどう行動するかをみていました。
- 覚悟
- ヒューストンでの面接の模様。現役の宇宙飛行士5人が1時間にわたり面接するのですが、「仲間の命を預かる覚悟」というテーマは重いですね……避けては通れませんが。
ファイナリスト10人のなかでは最年少(31歳)だったという安竹さんは「挑戦して失敗してというのはよくあること」などと言われていましたが、お若いのにすごく人間のできた方なのだなぁと感心してしまいました。高校時代に目にしたビデオを元に、スペースシャトルについて作成したレポートが彼のマストアイテム的に紹介されていたけど、僕にとっては何だろう……いろいろありますが、小学生時代にしばらく続けていた宇宙にまつわる新聞記事のスクラップブックなんかは、大切に実家に取ってあるなぁ。もう紙も傷んで、だいぶ変色もしているはずだけど。STS-1の打上げ生中継に触発されて始めたんだよなぁ(遠い目