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頭のいいお金の使い方

午堂登紀雄著『お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方』を読了。弾さんの書評、404 Blog Not Found:ミリオネアまではこれでOK - 頭のいいお金の使い方を読んで以来気になっていた一冊。自分より年下で既に生涯年収を稼いじゃったような凄い人の話が、自分にどの程度参考になるかは疑問だけれども、まぁ何となく。

お金を過度に貯め込むのは自分の首を絞めるだけだからもっと使いましょうとの論調は、実際そうだと思いますが、マスコミなどのおかげ?で煽られまくりのこの景況感に対しては、どこまで刺さるか微妙。それ以前に、あとがきで著者自身認めているように、あえて刺激の強い言葉を選んで使ったところが何か所かあるので、そういうのが鼻につきそうな人にはお勧めできない感じ。僕自身の感想としては、何か所かどころか、全編通じて極論が散りばめられているようにすら感じたぐらいで(「20代は貯金をしてはいけない」だの「財布に10万円入れておく」だの)、本書がターゲットとしている性向ではなかったかもしれないなぁ。

ただ、まったく話がわからないわけではないし、一部においては実践済みの内容だったりもします。たとえば感動と好奇心にお金を使うというのは、独身時代は特に意識せずとも貫いていた方針。でなきゃ、わざわざ大金を費やして南極になんて行かないし、人力飛行機を見学するのに(有給休暇の取得を上長に軽く咎められながら)イギリスまで行ったりしないし、ノートPC (VAIOね)だって毎年のように買い替えたりなんてしなかったハズ。本書で殊更に参考になった部分があるとすれば、以下のくだり:

自分の成長を信じられる人なら、おそれず自己投資にお金を使えます。自己投資にお金が使えない人は、自分が成長することを本気で信用していない人です。それはつまり、自分の将来を信じていない人です。

ここも例によって著者ならではの煽りを感じてしまいます。ただ、どれだけの金額を自己投資に割り当てるべきかって問題は難しいし、そもそも自己投資の定義もよくわからないにせよ、結局はもっとリターンを意識してお金を使えってことだと自分は理解したので、その点は前向きに取り組んでいきたいな、と。

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